9回目となる品川読書会を開催しました。今回は5名の参加となり、1名は久しぶりの友人で、終わった後もしばらく旧交を温めることができました。なお、読書会の参加はのべ111回目となりました。



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紹介を受けた本

『盗賊会社』


星新一氏といえばショートショート。実は、星新一をまだ読んだことがありません。本書は約30題のお題の短編集です。その中から、『装置の時代』、『感情テレビ』、『無料の電話』という3つのショートショートを紹介していただきました。


『装置の時代』というのは、ありとあらゆる機器にセンサーが埋め込まれ、機器が情報収集しかつ自律判断してくれるので、ものすごく便利になります。センサーの平均寿命は3年なのですが、家庭には平均1000個のセンサーがあるため、毎日どれかが故障します。故障したセンサーを修理に出すあるいは買い換えることが毎日の日課になります。


また、『無料の電話』というのは、通話料が無料になる代わりに広告を聞くことになる電話です。


本書の初版は昭和43年(1968年)。なんということでしょうか。インターネットの到来を予言していました。


現在、IoT/ビッグデータ/人工知能が騒がれていますが、センサーネットワークを維持・継続するためのコストが十分検討されておらず、この狂騒はどこかで弾ける近未来を暗示しているようです。


他のお題も読みたくなってしまいました。現在、そして近未来を理解するために。


『ゲーデル、エッシャー、バッハ』の薄い本


本編の『ゲーデル、エッシャー、バッハ』は、763ページもある超大作です。おいそれとは読めません。そこで有志たちが『うすい本』と銘打った同人誌を発行しました。紙媒体は10月の技術書典で販売され完売しました。手に入りません。


AmazonではKindle版が販売されてはいるのですが、紙媒体が欲しい!


『木に学べ―法隆寺・薬師寺の美』


著者の西岡氏は法隆寺の宮大工だった方。法隆寺、薬師寺の再建にあたり、樹齢千年以上の木を使うことにこだわったとのこと。しかし、日本では既に入手不可能なため、台湾から輸入したとのことです。


樹齢百年の木で建てた木造建築は、百年もつ。
樹齢千年の木で建てた木造建築は、千年もつ。


本当かどうかは分かりません。しかし、1400年前の法隆寺が健在しているのは事実です。棟梁の目から見れば、千年もつ建築物、百年しかもたない建築物に使われている木材の質の違いに気づくのでしょう。


千年もつ木材の目利き能力は、失われてしまった技術かもしれません。そう考えると、歴史の長い建築物に対する見方が変わります。


また、今日の説明を聞いていて、「適材適所」の本当の意味を初めて理解しました。元々は材木の利用を指していた言葉だったんですね。適材適所であれば、長持ちする家が建ちます。


『売れるもマーケ 当たるもマーケ』

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
アル ライズ, ジャック トラウト
東急エージェンシー出版部 ( 1994-01-01 )
ISBN: 9784884970239


英語版の初版は1993年。22のマーケティングの法則集です。具体的には「一番手の法則」、「心の法則」、「カテゴリーの法則」などです。


一番手は覚えられても二番手は忘れられてしまいます。一番手が圧倒的に有利です。正しく伝えても、心に残らなければ意味がありません。心に残れば、真っ先に思い出されます。一つのカテゴリーで敗れたとしても、見方を変えれば勝ち直すことは可能です。


『アフター・ビットコイン』


ビットコインは何をもたらすでしょうか?現実の通貨であろうと、仮想通貨であろうと、根拠は「信用」です。人々が信用している限り、ビットコインはそのまま残るでしょうし、信用を失えば、一気に崩壊しかねません。


本書は、ビットコインよりさらに先の未来が書かれているようで、とても気になります。


紹介者にその場でビットコインの仕組みを図解いただきました。


ウィーン オーストリア

ウィーン オーストリア (タビトモ)
ジェイティビィパブリッシング ( 2015-03-27 )
ISBN: 9784533103032


紹介者の一人がウィーンに行ってきたとのことです。私も2006年に行きました。都心部は、教会、ヨーロッパ特有の石畳の道路に路面電車、外観の調和がとれた建築物、どこでも音楽が聞こえてきそうな街の雰囲気、郊外にあるシェーンブルン宮殿。


かつて玉座にいたハプスブルク家のエリザベートを題材にした歌劇『エリザペート』は、宝塚と帝劇が上演権を持っているとのことです。


『古代アンデス文明展を楽しもう』(非売品)

古代アンデス文明展

andes2017-2019.main.jp


来年2月18日まで、上野の国立科学博物館で、古代アンデス文明展が開催中です。その展示会の小冊子です。コロンブス以降、新大陸からジャガイモ、トマト、チョコレートなどがヨーロッパにもたらされました。一方で、ヨーロッパから新大陸にもたらされたものがあります。


ここで脱線して、ここにない本について言及しました。ヨーロッパから新大陸にもたらされたもの、それが銃・病原菌・鉄です。


『銃・病原菌・鉄』


なぜ、ユーラシア大陸では病原菌に対して免疫力があり、新大陸ではなかったのでしょうか?それには理由が二つあって、大陸が横長か縦長か、家畜の産むです。


紹介した本

『本を読む人だけが手にするもの』

本を読む人だけが手にするもの
藤原 和博
日本実業出版社 ( 2015-09-29 )
ISBN: 9784534053176


この日に紹介した内容は、前日の書評で記載済みにつき、そちらを参照ください。


【書評】『本を読む人だけが手にするもの』~読書習慣とは生き方の選択である。 : なおきのブログ


さて、本書を紹介しながら、私の読書習慣についても質問を受けました。



100冊読了/年を3年続ければ、世の中の見え方が変わってくるのを実感しました。本を読む習慣のある人とない人の違いが分かるようになります。


なぜ読書を習慣化する必要があるのでしょうか?


読書の習慣化を人に強要することはできませんが、自分に課すことはできます。読書会とはまさに、読書の習慣を見せ合い刺激しあう場なのです。


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朝6:26の高円寺駅。夜明けとともに読書会に向かった。


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