帰りの電車にて。通勤時間帯につきほぼ満員です。


3人掛けのシルバーシートに、中年女性2人と若者の男性1人。その前にかなり高齢のおばあちゃんが立っていました。若者はスマホに夢中、中年女性の1人はふつうに前を向き、1人は具合が悪いのか顔を伏せている状態。誰も席を譲る気配がありません。顔を伏せている人は気づいていない可能性もありますが、他の2人は気づいていない、ということはないでしょう。


おばあちゃんを見ると手が震えています。決して「足腰を鍛えるために立っていて大丈夫」という感じには見えませんでした。


ここで思案です。「おばあちゃん、立っていて大丈夫ですか?」と声をかけました。そうしたら、前を向いていた中年女性が席を譲ってくれました。


こういう場面に遭遇した時、難しいのは、座っている若者や中年の方に「席を譲ってください」と言ってよいものかどうかです。少なくとも2人は健常者に見えるのですが、見た目で判断できません。足のケガを負っているのかもしれません。妊婦かもしれません。どこか具合が悪いのかもしれません。そういう人にどいてくれとは言えません。


なので、座っている人にではなく、おばあちゃんに声をかけた次第です。


今回、1人席を譲ってくれましたが、万が一誰も譲らない時は、その時初めて「どなたか席を譲っていただけませんか」と声をかけるつもりでした。


私はこういう時、声掛けを躊躇しません。

なぜなら、声をかけなかったほうが、後味が悪いからです。

無理やり譲らせて後味が悪くなるのもよろしくありません。

誰も後味が悪くならないようにするのが、この方法だと思います。



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