妊娠検査薬
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妊娠は突然訪れる。

狙っていない限り。


私には子どもが五人いるので、それは五回訪れた。


一人目から三人目まで、妻は狙っていた。

一人目と二人目は、狙われていることをあまり分かっていなかった。

かねてより、妻は子どもは三人欲しいと言っていたこともあり、

三人目の時は狙われているのだろうとうすうすは気づいていたが、

直接は言われたことはなかった。


結果論だが、「あー、あの日だったのか」と言うのは分かる。


四人目と五人目は、夫婦とも突然だった。

四人目の妊娠時、妻は34歳、五人目は37歳だった。

生理が来ないという言う。

最初は生理不順かなぐらいに考えていた。

そしてさらに1ヶ月経っても、また来ない。


排卵日は確実に外していたはず。

「まさか・・・・あがっちゃった?」と冗談を言いつつも、

妊娠検査薬を買うと(その時初めて買った)

見事陽性反応だった。


この世に神がいるのか分からないけれど、

もしいたら、神は妻の排卵日をずらしたのだ。


一人目から三人目まで、特に「覚悟」なんてしなかったのだけど

四人目の時と五人目の時は「覚悟」だった。

「覚悟」が必要だった。


「おろす」。

そういう選択肢があることは、もちろん知っている。

当然、どうするのか?と夫婦で話し合った。


子どもは授かりものである。

「おろす」ことは「殺す」ことに他ならない。

だから、すぐに「産もう」という結論に達したのだけど

四人目が生まれてくるであろうことは、

さすがに自分に重くのしかかった。


さらにその後五人目ものしかかったのだけど。。。


妊娠が判明したその日、両方の親には即座に報告した。


==閑話休題==


あれは、四人目妊娠中に迎えた2005年元旦の日経新聞の記事だったと思う。


「四人目は17%、五人目は30%。」


何の数字かというと、「おろす」人の割合。

この記事を読んだ時、自然と涙が出た。

そんなことはできないと。


出産クラウドファンディング


さて、以上は長い前ふりなのだが、

今日、出産クラウドファンディング炎上の記事が目に留まった。

出産クラウドファンディングそのものというよりも、

ファンディング記事の書きっぷりを批判している。


大学生ブロガーの「出産クラウドファンディング」が炎上

男子大学生ブロガーが、妻の出産費用を募ろうと試みた「出産クラウドファンディング」が炎上、話題になっている。子どもは来年4月に生まれてくるものの、彼らには「経済体力」がないという。そのため、クラウドファンディングを企画したという。

wedge.ismedia.jp


当記事によると、ソーシャルメディア上での批判は主に以下のようなものだ。


  • 出産を舐めていないか?
  • 卒業に必要な単位を多く残して厳しい状況なのにそれどこではないのではないか。
  • 妻のカードローンの支払いがある。


そうした人たちの批判への私の答えは決まっている。


それがどうした?


単位を残していたら子どもができてはいけないのか?

カードローンを使ったら子どもができてはいけないのか?

そもそも、こういう批判をする人たちは、

ご自身で子どもを育てた上でそう言っているのか?


そういう人たちよりも99%以上の確率で子育て経験の多い私は、

そのような批判の気持ちは微塵も感じない。


なぜなら

子どもができたことはおめでたい。

そして、父になる決意は尊いから。



単位が足りないとか、ローンがあるとか、

子どもが生まれること、父になることの尊さと比べたら、

そんなことはどうでもいい。


学生であり前途多難ながら決意をしたイシイナオキさんの覚悟に

私はエールを送りたいと思います。



さて、私が読み飛ばしたのか、読み取れないことがあります。

なぜ、ご自身のご両親、奥さんのご両親が経済的な援助をしないのかという点。

お二人とも実家暮しとのこと。


未成年ではないとはいえ、

クラウドファンディングする以上

なぜ親が助けないのか?という点には説明を要すると思います。


クラウドファンディングのリターンについて、

赤ちゃんが無事生まれてくること以外に何もないように思います。


追記(11月19日午前1時56分、11月21日午前1時34分修正)

https://twitter.com/00sa_ku_ra00/status/929516781768663040


ブログを公開したところ、実はそんなに生活に困窮していないのではないかという指摘を受けました。まとめられている方がおられましたので、リンクをしておきます。海外旅行に行っている様子がうかがえます。


繰り返しになりますが、なぜ親が助けないのか?という点について、説明が必要です。過去のことは問いません。問題はこれからです。生活に困窮していないのではないか?という意見を聞いても、この点は変わりません。


追記(11月22日午前8時00分)

両方の親からの経済的支援は期待できない旨、本人に確認できました。詳細はプライバシーに関わることにつき、これ以上の詮索はしませんし、すべきではありません。Twitter上の批判は、事実を理解せず、上記URLを含め、推測に基づくものがほとんどです。推測で批判する人にどうして本人が説明しようと思う気になれましょうか?私が情報を入手し、推測で批判している人たちに情報が入らないことは、既に証明済みです。


妊娠は突然訪れる


子どもは作ろうと思ってできるものではなく

思わなくてもできる。

妊娠は突然訪れる。


この国では、

一年間に生まれてくる子どもの数が約100万人に対して、

不妊治療件数は30万件を超え、中絶は18万件を超える。

晩婚化が進み、平均初産年齢が30歳を超えた日本では

子どもは作りたくても作れない確率・リスクが高まっている。


子どもを持つことを肯定しなくて、いったいどうするのか?

子どもを持つことについて足を引っ張るのは、本当にやめてほしいと願う。



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