この10年でこれがスゴい!


スゴ本オフに初参加いたしました。4連休3件目の読書会です。通常のオフライン開催は時間の都合がつかないため参加することが叶わなかったのですが、今回はオンライン開催かつ22時開始ということで参加できました。参加人数は総勢で30名です。テーマは「この10年でこれがスゴい!」で、本のみならず映画や音楽などのコンテンツもありです。


読書会が異なれば集う人が異なり、異なる人が集えば紹介される本も異なります。初参加となった今回の読書会では、紹介された本・アニメ・映画等には知らないものが多く、たくさんの「発見」がありました。読書会への参加目的は、まさにこの「発見」にあります。自分の視界範囲の狭さを痛感し、あらためて未知なる世界へと繋がる門をくぐることになりました。


今回紹介されたのは本だけでなく、マンガ・アニメ・映画・ミュージカル・音楽など、予備知識のないものが多かったため、本ブログ記事執筆に当り、あらためてYouTube、公式サイト、Wikipediaなどのまとめサイトで復習することになりました。ということもあり、本記事は、参加記録というよりもむしろ私の復習ノートになります。タイトルにも「復習ノート」とつけました。


また、紹介者の言葉は極力伝聞体で記載し、復習内容とは区別がつくよう心がけました。予備知識がないということは、紹介者の言葉をその場では理解できずに聞き漏らしてしまった点が多々あることはお許しください。なお、私にとって「発見」と思えた紹介につきましては、タイトル欄に★をつけて識別できるようにしました。


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『問題解決大全』


トップバッターは主催者Dainさんからの紹介で読書猿さんの『問題解決大全』です。読書猿さんの前著『アイデア大全』はDainさんの紹介で読みました。ベールに包まれた?読書猿さんに興味があり、質問させていただいたのですが、Dainさんと読書猿さんの対談記事が既にありましたね。あとで読もう。



『お前が神を殺したいなら、とあなたは言った』★



2番目の紹介ネタはネット小説です。ネット小説というジャンルがあるのはもちろん知っていましたが、これまでの私が参加する読書会では紹介される機会がほとんどありませんでした。ネット小説の中にも一押しと言える小説があると知り得たのは私にとって「発見」です。内容はというと、新興宗教の教祖のストーリーで「宗教の脆弱性」?を扱った内容とのこと。『正統と異端』という本が底本になっているようです。


『ニンジャスレイヤー』★


三番目はTwitter小説からアニメ化された作品。復習で知ったのですが、元々はアメリカの小説なんですね。日本ではTwitter小説として登場し、地上波ではなくニコニコ動画で放送されたとのこと。ニコニコ動画からにも一押し作品があるこということは、ニコニコ動画をほとんど見ることのない私にとって「発見」となりました。



『メイドインアビス』★


Webマンガとして連載され、後に書籍化・テレビアニメ化され、さらに映画化された本作品は、Webマンガを読む機会がほとんどない私には「発見」となりました。内容は「アビス」という大穴の地底探検物です。ひょっとして、着想はひょっとするとジュール・ベルヌの『地底旅行』でしょうか。



『BEASTARS』★


擬人化した動物マンガで、草食獣と肉食獣が共存するお話とのこと。昨年アニメ化され、また来年続編が決定したようです。少しYouTubeで見てみたのですが、人間的な社会に住み、人間的な精神性を持つように描かれています。にもかかわらず、雌鶏の隣で肉食獣が卵のサンドイッチを食べるというシーンがありました。そうした矛盾を内包しつつ、どのようにストーリーを組み立てるのでしょうね?また、YouTubeの動画に英語の字幕がついていることに気づきました。海外の視聴者もいるということでしょうか。




『ユーリ!!! on ICE』★


このアニメも知りませんでした。繊細で華麗な動きを伴うフィギュアスケートのアニメ化というのは、けっこうチャレンジングではなかったかと思います。紹介者の方はきっちりとプレゼンにまとめておられ、このアニメの舞台は佐賀県唐津市で、聖地巡礼でたくさんのファンが訪れ、ふるさと納税も43億円にも達したとのことです。ちょっと味気ないですが、唐津市のHPにも当作品が広報されていました。


またBGMもかなり聴きごたえがあります。Amazonで検索してみたら、ピアノソロ/ピアノ連弾の楽譜があります。ピアノの連弾ができたら素晴らしいですね。我が家の子どもたち、連弾してくれないかな。




『パリ警視庁迷宮捜査班』


パリを舞台にしたミステリー小説です。捜査チームは厄介者集団という設定。犯罪者になった時の予習ができるのではないかと話題になりました。犯罪者になる機会というのはまずありませんので、それ、いいかもしれませんね。


『〈奇〉と〈妙〉の江戸文学事典』


江戸時代の文学作品は2割しか活字化されていないとのことです。歌舞伎・浄瑠璃・落語など舞台モノは口頭伝承の色合いが強いためでしょうか?文学通信というサイトによると、取り上げられた作品点数は100点以上、執筆に参加された方々は総勢39名!タイトルにふさわしく、江戸文学の集大成とも言える本ですね。



『背教者ユリアヌス』


Wikipediaで確認しましたが、紀元361年から363年のローマ皇帝で、最期はペルシャ遠征中に死去したとのこと。紀元313年のミラノ勅令でキリスト教が公認されたローマ帝国において、キリスト教への優遇を廃止し、異端者を恩赦したため、「背教者」と呼ばれたとのことです。その背教者ユリアヌスはいかなる人物だったのでしょうか?



『ワンダフル・ライフ』


古代の生物発生の起源に迫る本とのこと。帯には「20年に1度の傑作!」とありますね。前世紀、珍奇な化石の発見によって生物進化論は見直しを余儀なくされてきた背景を俯瞰できそうです。


紹介した本/『「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす』


過去10年、社会全体の価値観は大きく転換しました。長時間残業は悪とされ、過労死を招いた企業は糾弾されました。隠されていたセクハラが明るみになり、その加害者たちは失脚を余儀なくされました。多様性を包摂する社会、人にやさしい社会にだんだん変化してきており、喜ばしいことです。


しかし一方で、まだまだ古い価値観が残っている領域もあります。その一つが「子育ては母親の責任」論です。たびたび虐待死がニュースになりますが、虐待死の背景には「子育ては母親の責任」という価値観がありはしないでしょうか?


恵まれた母親もいれば恵まれない母親もいます。未成年での出産やシングルマザーなどです。母親が無理をすれば、その矛先は弱者である子どもに向かいやすいです。無理な子育てから脱却する制度のひとつが特別養子縁組、本書で言うところの赤ちゃん縁組です。赤ちゃんのうちに養子縁組をすることで、産みの母親は一人で背負い込まなくてよくなります。


一方で女性の社会進出、晩婚化による不妊治療も激増しています。かたや望まない妊娠・出産、かたや晩婚化のため望んでもなしえない妊娠。両者の架け橋になる制度が特別養子縁組といえます。


この制度はもっと知られてもよいと思いますし、その前提として、育児を母親に押し付ける社会全体の価値観からの脱却を強く願います。それが今回本書を紹介する目的でした。


なお、チャット欄で人工中絶やアフターピルの活用をすればよいというコメントがありました。妊娠・出産前には解決手段になりえますが、産んでしまった後には解決策にはなりません。未成年の場合、妊娠して一番困っているのは妊娠した本人です。自分の親や先生も言い出せず、また、親や周囲も妊娠に気づくのが遅かった、ということです。問題は、産まれてしまった子どもをどう救うかです。母親の責任は二の次です。



『ボブ・グリーンの父親日記』


創作作品が続く中、がち社会課題ものを提示し、浮いてしまったかなと懸念しましたが、次の紹介者が家族ものを継承していただきました。


本書の初版は1989年。父親の育児日記としては魁ではありませんか。紹介いただいた方も父親奮戦中とのことです。Amazonレビューを読むと、千冊の育児書よりもこの一冊との推薦の言葉があります。


『遺言。 』


『バカの壁』の著者であり解剖学者の養老孟司氏の著書です。この紹介者の方は、本書の脳の構造の挿絵をスライドに起こして解説してくれました。頭で考えるのではなく身体で感じよとのことで、ご説ごもっともです。本書の中の他の挿絵が気になります。


『珈琲屋』

著者 : 大坊勝次
新潮社
発売日 : 2018-05-31


二人の珈琲店主の対談本です。スターバックスやタリーズなど、平成以降に普及した「カフェ」ではなく、昭和の色合いを残す昔ながらの珈琲店主にとってはバイブル本とのことです。対談者のお一人・大坊勝次さんは『大坊珈琲店のマニュアル』という本も出されています。大坊さんの南青山にあったお店はビルの取り壊しで2013年に閉店してしまったそうで、そういう意味でまさに珈琲店界のレジェンドと言えそうです。


『資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐』


MAGA※の時価総額が一兆ドルを超えましたが、このまま資本主義の行き過ぎにより貧富の差は拡大するのでしょうか?あるいはいずれ資本主義は終焉を迎え、新たな社会へ転換するのでしょうか?著者は読者に未来への分岐点に立たされていると投げかけます。紹介者の方は、本書を共産主義の本と評していました。


※時価総額が1兆ドルを超えるMicrosoft、Apple、Google、Amazonの頭文字。


『ブラックメリーポピンズ』★


メリーポピンズを題材にした韓国発しょこたん主演のミュージカル。場面転換において、役者が舞台に出ずっぱりのまま、舞台が回転し、前後が入れ替わることで場面転換をするとのこと。DVDも発売されていますが、その転換シーンは舞台でしか楽しめないため、舞台がお薦めとのことでした。



『それからの三国志』


通常、『三国志』といえば、184年の黄巾の乱から234年の諸葛孔明の死までですが、実際の三国時代は、狭義では漢から魏へ皇帝位を禅譲した220年から、呉の滅亡・晋による統一の280年までです。『それからの三国志』では、諸葛孔明没後の三国時代を扱います。ちなみに、著者の方は専業作家ではなく、サラリーマン兼業作家とのこと。


BABYMETAL★


名前は知っているのですが、これまた完全にアンテナ外でした。あらためて復習したのですが、BABYMETALのデビューは、中学一年生と小学五年生だったんですね。


著者 :
トイズファクトリー
発売日 :

『Love That Dog』


日本語訳も出ていて邦題は『あの犬が好き』。詩の本です。言葉は多すぎると伝わらないとも言われます。詩とは、少ない言葉で伝える手法とのこと。言い得て妙です。


後記


冒頭申しましたとおり、復習が中心の記事になりました。オンラインミーティング時間が2時間だったのに対し、その後の復習・執筆・編集に6時間もかかっていまいました。


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