人類の進歩に質するテクノロジー



『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』についての書評の続きです。ミドリムシのベンチャー企業「ユーグレナ」は、出雲さんとライブドア創業者の堀江貴文さん※との出会いから、創業期にライブドアの支援を仰ぐことになり、六本木ヒルズのライブドアのオフィスに間借りしていました。しかし、時節が悪く、ライブドア事件が勃発。ライブドアの色がついた会社ということで、かえって信用を失うことになりました。


ライブドア事件とその後の辛酸を味わった約3年間を通じて、学んだことがある。

それは、人類の進歩に質するテクノロジーには、「サイエンティフィカリーコレクト」(科学的な正しさ)と「エモーショナリーアグリーメント」(感情的な共感)の両方が必要だということだ。


正しいことだけを主張していてもダメで、共感を得なければいけないと悟ります。


あぁ、なるほど・・・


そうだよね。


そう思い立ち、咄嗟に図示したのが冒頭のイラストです。


※「ホリエモン」というのは、少なからず蔑視のニュアンスがあります。後述しますが、堀江貴文さんを誹謗や揶揄するつもりはありませんので、ここでは本名を使います。


科学的な正しさx感情的な共感


横軸に科学的な正しさ/誤りを取り、縦軸に感情的な共感/反感を取り、2x2=4つの桝目にし、それぞれの桝目に名前をつけていました。


科学的に正しくても感情的に反感されてしまえば「科学不信」になります。感情的に共感ができても科学的に誤りであれば、それは「御伽話・ユートピア」です。現実的な解ではありません。そして、「御伽話・ユートピア」が、科学的に誤りであることが露見し、共感を失うと「デマ・偽科学」に転落します。


転落の実例


「人類の進歩に質するテクノロジー」から「科学不信」への転落

かつて、原子力発電は、ベースロード電源として活躍し、またそれほど反感を持たれることはありませんでしたので、「人類の進歩に質するテクノロジー」と思われていました。しかし、東京電力、菅政権の失策により、信用を失われ「科学不信」に転落しました。


一般論として、一旦信用を失うと、信用の回復には元の努力以上の努力が必要とされます。もし、日本で原子力発電を再稼動しようとするなら、電力会社と政府のこれまで以上の努力が必要であることは言うまでもありません。


「御伽話・ユートピア」から「デマ・偽科学」への転落

福島原発事故による放射線被害やSTAP細胞などが「御伽話・ユートピア」から「デマ・偽科学」へ転落した実例です。朝日新聞、理化学研究所、古賀茂明氏、武田邦彦氏らが、福島原発事故による放射線被害を訴えました。



「歴史実証」も科学とすれば、従軍慰安婦問題もデマへ転落した実例です。また、太陽光発電も転落予備軍です。あるいは転落中と言ってもいいかもしれません。


結局、誠実さが求められる。


共感と反感の差は何かというと、結局、誠実さではないかと思います。個人的に堀江貴文さんのことはどちらかというと好きなほうですが、誠実さは欠けていたと思います。東京電力、民主党政権、朝日新聞、理化学研究所も同様です。


一方で、ユーグレナの出雲充さんには誠実さが感じられます。吉田松陰は誠実さが物事を動かすと論破したわけですが、ユーグレナのここまでの奇蹟を見ると、まさに誠実さが動かしたと言えるのではないでしょうか?


<誠実に関するブログ記事>



余談


余談ですが、『図解・いきなり絵がうまくなる本 (メディアファクトリー新書)』で遠近法の描き方を理解したところだったので、イラスト作画にちょこっとだけ遠近法を利用しました。




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