<目次>
  • プロローグ
  • 第1章 35年のキャリアを捨てて僕が日本に帰国した理由
  • 第2章 田舎暮らしで感じた新鮮な驚き
  • 第3章 世界でいちばん「きちんとした」国に生れて
  • 第4章 妻の田舎で見つけた人生でいちばん大切なこと
  • 妻からのラブレター エピローグにかえて


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知日派外国人のアトキンソン氏の本を探していて偶然見つけた本がこの本。外国から見た日本についての言及は、日本人が気づかない示唆に富むものが多いです。


著者のマックス桐島氏。読むまでは、日本人女性と結婚したアメリカ人だと勘違いしていたのですが、日本生れの日本人でした。高校時代の1970年に単身渡米し、UCLAを卒業、世界92ヶ国をまわったのちに俳優になり、1990年に映画プロデューサーデビュー。現地で日本人の恵子さんと結婚します。その後、恵子さんが気管支拡張症という不治の病を患っていることが判明し、2003年(04年?)、病気療養のため、半ばアメリカのキャリアを諦めて日本への帰国を決意し、空気のよい恵子さんの故郷、宮崎県都城市へ移住をします。当初、余命5年と言われながらも、恵子さんは2015年まで生きながらえました。


マックス氏は日本よりもアメリカでの滞在期間が長く、かつキャリアもすべてアメリカだったため、思考方法もアメリカナイズされ、アメリカがナンバーワンだと思っていたわけですが、都城の人たちやのどかな風景に、だんだん日本に感化されていきます。


本題の「人生でいちばん大切なこと」。それを彼は日本人の生き方そのものに見出します。品格があること、きちんとしていること、縁を大切にすること、潔さ、相手を思いやる心、根気、礼節、謙虚さなどです。


たとえば、品格について、アメリカでは、政治家、経営者、スターなど上流階級の人たちだけが身につけている「上品」を、市井の人びとが身につけていることに驚愕します。その品格は、イチローや貴乃花の決して傲慢にならない謙虚な姿勢に見出します。


そして、その大切なことを教えてくれたのは、他でもない、妻の恵子さんでした。彼女が残してくれたラブレターが心を打ちます。


私もそうですが、多くの日本人は夫婦の間で愛を語ったり、ましてやラブレターを送るという習慣はありません。本書は、日本を再発見するつもりで読んだのですが、どちらかというと、マックスさんと恵子さんの愛の語り合いに絆され、ほろっときました。


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