理系に一番大切な科目


4年前、長男の学校(当時中学2年)の学校新聞に寄稿した記事です。そのまま掲載します。


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一番大切な科目って知っていますか?一番大切な科目は、理系には国語、文系には数学というおはなしをしたいと思います。


そもそもなぜ勉強するのかというと、目先の目標は大学進学かもしれませんが、本当の目的は、社会に出た後、自分の知識や能力を人のために役立てることです。中学・高校という時代は、その基礎固めの時期です。


たとえば、iPhoneなどのスマートフォンは今もっともみんなが使っている電気製品のひとつです。従来、テレビにしろ携帯電話にしろ、電気製品を作るのに一番必要な科目は数学と理科(主に物理)でした。しかし、今はどうでしょうか?


iPhoneを創った人は、スティーブ・ジョブズという人です。彼が長けていたのは、実は数学と理科だけでなく国語(彼の場合は英語)でした。ジョブズは自分の頭の中に描いた世界観を、自分の言葉で世界に語りかけ、人の心を動かしました。「自分の言葉で語り人の心を動かす力」、それが国語の力です。


みんなが使っているということは、それはみんなの役に立っているということです。ジョブズは、国語の力でみんなの役に立つ製品を世に送り出したんですね。


しかし、国語というのは一番厄介な科目です。「効率的な勉強方法」というものがないからです。実は、国語力を身につけるには、多読と日記がよいのではないかと思います。理系への進学を目指す人は、ぜひ中学・高校時代にたくさん本を読み、日記をつけてみてください。


「文系には数学」のおはなしは、また次の機会とさせていただきますね。


これからの世界、教師ではない者、企業人も教壇に立ち、子どもたちに教える機会というのが増えていくと思います。もし、私にその機会が得られれば、私はこの話をしたいです。


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合わせて読む書評

(201年4月9日追記)

言語論的転回


国語という科目は、知識を問うているのではなく、社会とは、世界とは何かを問う科目になります。



問うこと


人工知能が人間の職業を奪うのではないかと危惧されます。しかし、人工知能に取って代わられるのは「知識」の量です。取って代われないもの、それが「問う」ことです。



答えがない


この世には「問う」ても答えのないこと、答えが一つとは限らないこともあります。大事なことの答えは明確ではありません。サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』にも通じるものがあります。


【書評】『大事なものは見えにくい』 : なおきのブログ



美術鑑賞教育は、「問う」力を養います。美術を鑑賞した答えは十人十色です。



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