目次
- #19 スタート
- #20 バスバス走る
- #21 最後の部屋
- #22 閉鎖ボックス
- #23 でっちあげタイム
- #24 私の名前は伊東せりかです。
- #25 黒いバンド
- #26 3次元アリ
- #27 福田の夢
- #28 やっさん
南波六太はJAXAの二次審査をパスし、三次審査に臨む。二次審査をパスしたのは15人。予想以上に多い。真壁ケンジ、伊東せりかも通過した(#19)。三次審査は5人ずつのチームに分かれ2週間の閉鎖ボックス内の訓練に臨む。チームAの顔ぶれは以下のとおり(#21)。
- 南波六太(32歳)
- 伊東せりか(26歳)
- 福田直人(54歳)
- 古谷やすし(30歳)
- 新田零次(30歳)
(本書表紙の手前からの順番)
ムッタは、伊東せりかと同じチームになったのを喜ぶのもつかの間、三次審査はチーム内で5人中2人を選考することになる。つまり、お互いがライバル関係になる。それ以外にJAXAの指名により若干名が選ばれる可能性もある。つまり、三次審査をパスするのは最少で6名、最多で9名といったところか(#22)。
直感なのだけど、主人公南波六太が通過するのは当然として、ヒロイン役の伊東せりかの通過も確約、話の流れからして福田直人も通過するのではないか?という気がする。
閉鎖ボックスの最初の課題では、ムッタの機転でクリアする。たとえ嘘だとしても、観察力、科学的思考力がずば抜けて高いように思う(#23)。あと、この第3巻では、せりか、福田、古谷のエピソードが語られる(#24、#27、#28)。
『宇宙兄弟』というのは、主役の南波兄弟と、準主役の真壁、せりかを中心に進むのだろうと思っていたけど、『水滸伝』のようなさまざまな登場人物のエピソードが錯綜する群像劇なのかもしれない。これは現時点での推測。さて、そのとおりとなるか。【書評】『宇宙兄弟(4)』へつづく。
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