<目次>
  • プロローグ なぜ、いま上杉鷹山か
  • 第一章 名門・上杉家の崩壊 -財政破綻はなぜ起こったか
  • 第二章 名指導者への序曲 -実学感覚を修得せよ
  • 第三章 変革への激情 -「真摯さ」がなければ、何事も始まらない
  • 第四章 大いなる不安 -絶望感は自らの力で取りされ
  • 第五章 断行 -飽くなき執念と信念が奇跡を生む
  • 第六章 最後の反抗 -衆知を集めて悪弊を斬れ
  • 第七章 英断 -必要とあらば、非常であれ
  • 第八章 巨いなる意志 -老兵・鷹山と若き後継者
  • エピローグ 愛と思いやりの名経営者・鷹山 -人の心を甦らせる者こそ現代の指導者だ
  • 上杉鷹山年譜
  • 解説 渡邉兼輔(東亞ペイント社長)


歴史上の名君と言われながら、よく存じ上げなかったのが上杉鷹山公です。そんな折、昨年の夏のことですが、山形・宮城を青春18きっぷで回った際、米沢で途中下車し、上杉神社に立ち寄りました。


なせば成る

なさねば成らぬ

何事も

成らぬは人の

なさぬなりけり


多くの人が知っているであろうこの明言。上杉鷹山公のものであるとあまり意識したことがありませんでした。


そして、たまたま本書は勤務先の貸し出し文庫で見つけました。童門冬二氏の著書になりますが、氏の著書を読むのはこれで初めてです。本書は、単なる伝記ではなく、現代の企業経営に即した形で、上杉鷹山公の施した改革を解説していきます。鷹山公の台詞の言い回しが現代風で、「そんな現代語は使わないでしょ」と突っ込みを入れたくなるところですが、そこはご愛嬌。かなり分かりやすく読みやすかったです。


それにしても。。。。江戸中期の米沢藩というのは、とてつもなく大変でした。関ヶ原の戦いの前までは、上杉氏は会津120万石でした。それが関ヶ原の戦い以降、米沢30万石に減封させられ、さらに相続の失敗で、15万石まで減らされてしまいます。にもかかわらず、ほとんどの家臣は解雇をしなかったとか。


大変な苦境から改革で起死回生を図り国(藩)を守った主君としては、上杉鷹山公の右に出る者はいないのではないでしょうか。


この本を読んで良かった。人生において、鷹山公ほどの苦境に陥ることは稀でしょう。鷹山公の苦境を思えば、人生の多少の逆境も乗り越えられそうです。


現在(2016年)、シャープや東芝が大変な逆境に晒されています。これらの企業経営者が、鷹山公から少しでも学んでいたらと思うと。。。残念でしかたありません。

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