<目次>
  • はじめに
  • 第一章 真心のこもったあいさつ
  • 第二章 優美な雰囲気を醸し出す
  • 第三章 切なる気持ちを伝える
  • 第四章 四季折々の言葉の彩り
  • 第五章 日本文化に息づく想い
  • 第六章 語源から食を味わう
  • 索引


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前日のつづきです。


【書評】『 英語にできない日本の美しい言葉』その1 : なおきのブログ


五月雨

断続的に何かが起きる/起こす状態を表す「五月雨」という慣用句は比較的よく使うほうなのですが、なぜ五月なんだろう?なんて考えたことはありませんか?この言葉が成立した時の日本は旧暦。旧暦の五月は現在のほぼ六月です。つまり、「五月雨」とは「梅雨」のこと。しかも「梅雨」のほうが江戸時代に後から入って来た言葉で、旧暦の五月ごろの断続的な雨は、元来は「五月雨」だったとのことです。へえ!


打ち合わせ

日本古来の音楽である「雅楽」。指揮者のいない雅楽では、打楽器の「笏拍子」(しゃくびょうし)を打って、タイミングを合わせます。その様子が「打ち合わせ」。「会議」にはない、意見のすり合わせを行うニュアンスが感じられます。



音頭をとる

「打ち合わせ」と同様に「音頭を取る」のも、音の頭、つまり演奏開始のタイミングを図ることを指します。お祭りの音頭ではありませんでした!


袂を分かつ

「袂」(たもと)というのは、着物の二の腕の部分の垂れ下がった布のこと。未婚女性が着れば「振袖」と呼ばれます。「振袖」は結婚する時に断ちますが、一度断てば、元には戻りません。「袂を分かつ」というのは、関係を断つことを意味します。


いただぎます

「いただき」というのは漢字で書けば「頂」。山の頂上だけでなく、人間の頭上も意味をします。つまり「いただきます」というのは、頭を垂れて腕を上にあげ、頭上で受け取る様子を表します。


ごちそうさまでした

「ごちそう」を漢字で書くと「ご馳走」になります。「馳」は「馳せ参じる」にも使われます。「馳走」とは、あれこれ駆け回って準備をする様子とのこと。つまり、「ごちそうさまでした」というのは、単に「おいしかったです」とか「ありがとうございます」という意味だけでなく、あれこれ駆け回って準備をしてくれたことへの感謝を表す言葉なんですね。


おせち

漢字で書けば「お節」となりますが、見ればピンと来るのではないでしょうか。元々、節日・節句の食事を指すとのことで、桃の節句、単語の節句の食事も「お節」だったようです。


これが一番驚いた。子どものころ、「さかな」と言えば、むろん「魚」でした。「肴」の意味を分かるようになったのは、大人になってからです。なぜ、両方とも「さかな」と呼ぶのだろうと不思議でした。その理由が分かりました。元来、「さかな」とは「肴」のことで、「魚」の訓読みは「うお」。しかし、「肴」に出される具材が「魚」のことが多いことから、いつしか「魚」(うお)を「さかな」とも呼ぶようになったとのことです。へえ!!!!


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代表的な「肴」(さかな)である「魚」(さかな)
縁起物として正月に供されるタイ

credit : 松岡明芳 via 鯛 - Wikipedia (license : CC BY-SA)


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