書評第三弾。
本書のタイトルは直球ストレートですが、ちょっと自分でもタイトルを考えてみました。
「お前はなんだ」
「それだけは譲れねえ」
本書は結局、白洲次郎が日本人にはないと言った「プリンシプル」について、ビジネスの場面で必要だということを著しています。「プリンシプル」とは、原理原則というわけですが、個人として、ビジネス上の立場として譲れない何かです。
べらんめえ口調で言えば「それだけは譲れねえ」となるでしょうし、評論する相手、軸の定まらない相手には、「お前はなんだ」ということになるのでしょう。
ふと、この書評を書いていて、こんなことも思いました。
自民党・公明党・共産党にあって、民主党にないもの、それがプリンシプルです。
民主党よ、お前はなんだ。
民主党にとって譲れないものはなんだ。
白洲次郎書評シリーズ
- 【書評】『白洲次郎に学ぶビジネスの教科書』①ビジネスではルールよりもプリンシプルが大切
- 【書評】『白洲次郎に学ぶビジネスの教科書』②感情的にならずに役割を演じること・フェアプレーに徹する紳士の精神
- 【書評】『白洲次郎に学ぶビジネスの教科書』③「お前はなんだ」「それだけは譲れねえ」
<目次>
まえがき
第1章/ビジネスパーソンのメンター・白洲次郎
第2章/プリンシプルとは何か
第3章/演じることが苦手な日本人
第4章/プロフェッショナルとアマチュアの違い
第5章/「英会話」という言葉の呪文
第6章/白洲が教えてくれたダンディズム
第7章/いやな男だが頼りにはなる
第8章/プリンシプルの本質を問う - 考えることの大切さ
<白洲次郎の著書>
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