4月7日、民進党にありながら、蓮舫の二重国籍問題で蓮舫が自ら説明すべきという要請書を提出し、かんてより共産党との選挙協力に反対姿勢を示していた長島昭久氏が、自らを「保守政治家」であるとし、民進党を離党しました。



長島氏に勝算はあるのだろうか?


長島氏のツイートを私は読んでいますが、左急旋回する民進党に長島氏が踏みとどまっていること自体がおかしいと感じていました。正直、「決断が遅すぎるだろう」と思うのです。安全保障関連法の整備、蓮舫の二重国籍問題等、いくらでも機会があったからです。


それはさておき、長島氏に次の衆議院議員選挙で勝算があるのか、俄かに気になったため、ちょこっと調べてみました。まず長島氏は、東京21区(立川市・昭島市・日野市)を地盤とします。2000年補欠選挙以降、6回の衆議院議員選挙を戦いまして、小選挙区で3回、比例復活で2回当選し、現在は比例復活で5期目です。民進党が逆風の中で惜敗率98%を超えており、東京都の中では「強い」民進党候補でした。


長島氏が自民党に鞍替えるのか、小池百合子氏の都民ファーストに合流するのか、はたまた日本維新の会なのか、分かりませんが、憶測してもしかたありませんので、成り行きを見守るしかありません。



東京都民は一体どの政党を支持してきたのか?


さて、比例東京ブロックの得票率を見ていたら、過去の政党別得票数の推移が俄かに気になりました。ということで、グラフ化してみました。そうすると、面白い実態が見えてきました。


衆議院議員選挙比例東京ブロック


自民党

まず、自民党。2005年の小泉・郵政解散選挙で突出して得票を集めましたが、それ以外は200万票を得たことがありません。2016年9月時点の有権者数が1125万人、2014年の衆議院議員選挙の有効投票数が576万票です。2014年に限っていえば、自民党の得票率は32%です。17議席中6議席となり35%の割合の議席数となり、適正な数でしょう。



政権代替候補と第三極

次に見ていきたいのが、政権代替候補と見られた政党、第三極と呼ばれる保守系の政党です。民主党は2000年、2003年、2009年で1位の得票数でした。2014年は93.9万票と100万票を割り、過去最低水準です。次に小沢氏率いる1996年の新進党は第2党、2000年の自由党は第4党になりました。2009年にはみんなの党が第5党として登場し、2012年には第4党へ、そして2012年には維新の会が第2党として登場し、2014年は第4党へと転落しました。


元来、自民党というのは、地方、農業従事者層、経営者層、建設業や医師会などの特定業種といった層に強い政党でした。東京都の多数を占めるサラリーマン層の代表としてはなり得なかったのだと思います。サラリーマン層が支持した政党が、古くは新進党であり、次に民主党であり、そしてみんなの党、維新の会でした。実際、私の支持政党もほぼそのように推移しています。


ところがここに来て様相が変わりました。みんなの党、維新の党は消滅し民進党に合流しましたが、母体の民主党は、左旋回し過ぎてしまったため、サラリーマン層の受け皿にはなり得ません。なり得るのは、新しい日本維新の会と都民ファーストですが、いづれも衆議院議員選挙では戦っておらず、未知数です。サラリーマン層がどこの政党へ投じるかにより、東京都の選挙結果は大きくぶれるかもしれません。


共産党

気になるのが2014年での共産党の躍進です。民主党逆転の一歩手前まで迫りました。日本全体では民進党が96議席、共産党が21議席という比率なのですが、こと東京都に限って言えば、五分五分に迫っているわけです。近畿ブロックでは、共産党が民主党を上回ります。共産党もまた、都市部で強い政党なわけです。長島氏の危機感の理由はここにあったのではないでしょうか?



2014年の選挙では、東京の25の小選挙区では自民党対民主党は22対2の自民党の圧勝でした。もし、共産党票が民進党に加われば、たしかに五分五分になるかもしれません。しかし、民進党候補が共産党の支持を得て当選した場合、投票した人の半数が共産党支持層になるわけですから、民進党議員はどうしても共産党にコントロールされることになります。もはや政権代替可能な政党としては、死を意味します。



まとめ


つまりまとめると、東京都では、非自民の保守政党・第三極がそれなりの得票を得ていましたが、民進党が左急旋回してしまったため、私を含むこの層の受け皿が消失してしまっている状態です。日本維新の会と都民ファーストは未知数です。都民ファーストの動向いかんで東京都は一波乱ありそうです。なお、豊洲移転問題の紛糾原因は、小池知事本人にあると考えているため、次回以降の選挙では、都民ファーストはいかなる理由があろうとも支持しません。


以上


↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村