保護者会への父親参加はまれ
女性いろいろ
KipさんによるイラストACからのイラスト


ある小学校で、夏休みのプールの安全監視ボランティアを募ったところ、ボランティアに参加できるのは女性限定に絞ったとのこと。そのことについて、男性排除思考だと批判した方のツイートが炎上しました。



通常であれば、男性排除のひどい話だということになるのでしょうが、問題はそこではありません。「これを決めた場には30人の母親がいて父親は1人もいなかった」ことです。


長女が小学校に上がって以来16年目、PTA活動に携わるようになって10年目になります。その10年間の経験に基づいて述べますが、単なる個人の経験論ではなく、社会心理学や行動分析学(行動科学の一つ)と照らし合わせたものであることも付け加えておきます。



父親不在の保護者会という課題


学校公開日や運動会などの催しやPTA役員への父親参加は促進されているものの、保護者会に限定して言えば、父親参加率は5%未満です。30-40人の保護者に対し、父親が3人以上だったことはほとんどありません。


もし、普段から父親が学校に関わっていたら、このような結論にはなりません。もし私が参加している保護者会でこのような話になったら、反対の声をあげますが、私が保護者会に参加している時点で、まずこのような議論にはなりません。また、父親の参加は目立ちます。先生、お母さんたちも母親たちだけの意見では偏るということをよく分かっていて、黒一点で参加していようものなら、かなりの確率で意見を求められます。また、女性は結論を出すのを忌避する傾向があります。父親一人で参加して、その場の意見を集約することを何度も求められました。


もし、学校の決定事項が父親への偏見に満ちたものだと言うのなら、その事態を招いたのは一体誰でしょうか?保護者会を母親に押しつけておきながら、その母親たちを男性排除思考などと呼ぶことにこそ、憤りを禁じ得ません。


私は世の父親たちに問いたい。学校へ行け!と。


幸い、今年から有給休暇取得が義務化されました。平日開催の保護者会も、有給休暇を取得して堂々と参加できます。もはや参加できない理由はありません。



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