中国四大奇書とは


『金瓶梅』とは、中国四大奇書のうちの一つです。他の3つのほうは有名で、多分一番知られていないのが『金瓶梅』ではないでしょうか?

  • 『三国志演義』
  • 『西遊記』
  • 『水滸伝』
  • 『金瓶梅』


多種多様な登場人物が彩る魑魅魍魎な世界


この中で『水滸伝』のみ、横山光輝マンガ版で読破しました。108人の好漢たちが梁山泊に集い、120話にわたって活躍していくストーリーです。そして、登場人物の多種多様さに驚かされます。普通の人間ではなく、並外れた身体能力を持っていたり、妖術使いだったり、いろんな特殊能力を持っていたり、これでもか、これでもかと登場します。


マンガ家には、それぞれ固有の人物画の特徴があり、どうしても似通った人物像になりがちです。メーテルと千年女王は似ているとか、『タッチ』の朝倉みなみのようにあだち充が描くヒロインはみんな同じ顔だとか。それは『水滸伝』にもあてはまり、108人の好漢たちといっても、なんとなくタイプが似ている人、区別がつきにくい人がいたりするわけです。それでも、108人ちゃんと描き分けているのは大したものです。


その『水滸伝』が6巻です。同じ横山マンガで『三国志演義』になると30巻!本当は読みたいのですが、読む前にそのボリュームの多さに挫折しています。ちなみに、文庫版マンガは、通常のマンガの2冊分相当です。なので60巻相当です。(現在読書中の『うる星やつら』が34巻、現在も連載中の『ワンピース』は82巻!)読書日記人気ランキング


そして、さらに驚いたのが、この『金瓶梅』。32巻セットが発売されていますが、まだ連載中です。『三国志演義』より多い。


『金瓶梅』は、解説書を読んだので、だいたいのあらすじは理解しています。『水滸伝』が英雄伝説なのに対し、『金瓶梅』は、性豪物語です。男の主人公・西門慶は6人の奥さんを持ち、さらに他にも愛人や浮気相手のいる成金男。女主人公が潘金蓮といい、とてつもない淫乱売女。


『水滸伝』も、おそらく『三国志演義』、みなさんご存知の『西遊記』も、たくさんの登場人物が出てきます。これらは英雄と妖術使い・妖怪の世界ですが、『金瓶梅』は、淫乱男・淫乱女の世界。


それにしてもです。わが日本の『源氏物語』も多種多様な人物が登場しますが、中国四大奇書は、日本の文学作品には見られないほどの多種多様な登場人物が出てきます。横山版『史記』11巻セットを読破した時も、そう感じました。


今回の朝活読書サロンで、『金瓶梅』を読書中のミズホさんがヒントをくれました。中国は地域ごとに地域住民の性格が異なり、多種多様な人たちがいるとのこと。それらを網羅的に描写すると、魑魅魍魎な世界観になるらしいです。


『西遊記』の三蔵法師は、ウイグルやチベットを通って天竺を目指しました。その通り道に住んでいるのは漢民族ではなく、辺境の異民族たち。言葉も違えば装束も違う。漢民族から見たら妖怪七変化に見えたのかもしれません。『水滸伝』の超人的な能力を持つ人物(中国大陸を短時間で踏破とか)、妖術使い、『金瓶梅』の性豪も、そうした世界観が生み出したのでしょう。


中国をステレオタイプに評してはいけない。


昨今、中国が南シナ海を侵略し、尖閣諸島も狙う姿勢を示していることに対し、「中国はけしからん、中国人は○○だ」というような言説が増えてきました。しかし、そんなステレオタイプに評していいんだろうか?


日本人の中でも多様な価値観の人間がいるのに、中国の多様さはスケールが違う。日本人が持つステレオタイプな中国人観は、大概、外れてしまっているような気がします。日本人が一枚岩ではないように、中国人も一枚岩とは考えられません。国家主席習近平と中国共産党人民解放軍は、はたして一枚岩なのか、ほとんど何も確たる証拠がないように思います。読書日記人気ランキング



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