以前より駒崎さんと彼の運営するNPO法人フローレンスの名前は知っていましたが、『静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話』で宇野さんと駒崎さんの対談を読み、あらためて駒崎さんの本を読もうと思った次第です。


働く女性のための指南を説く本やサイトは世の中にたくさんありますが、どうしても女性目線が主流となり、男から見ると的外れだったり疑問に思うことが少なくありません。そんな中、本書は、「夫婦目線」で書かれている点が、とても新鮮でした。


夫婦共働きは、これからの主流です。専業主婦家庭の私には遅きに帰したところもありますが、独身の方や若いカップルの方々にはこの本をお薦めしたいです。


  1. 男は結婚に向けて背負い込みすぎないこと。
  2. 女は自分で自分を養う覚悟を持つこと。


本書で訴えていることはこの二点に集約されるのでないでしょうか?


①男は結婚に向けて背負い込みすぎないこと。

駒崎:付き合っていた彼女との結婚を考えはじめた二〇代後半の頃、「はたして自分に結婚して家庭を築く資格なんてあるのだろうか」と思い悩んでいたのです。 (P32)

小室:(これから結婚しようとしている彼が)「収入、仕事から人生哲学のようなものまで、まだ自分には確固たるものがない。結婚はさまざまな意味で人生に責任をもつことだから、それに耐えるだけの自信がない」と言うのです。 (P38)


本書の著者二人とも、「結婚の資格」二遭遇したとのこと。しかし、結婚に資格なんて必要ありません。駒崎さんは本書で「大黒柱ヘッドギアを外そう」と言います。大黒柱であることを背負いこむ必要はない、その思い込みを取り除こうというのは、まったくそのとおりだと思います。


「結婚する前は両目をしっかり開いて相手を見る、結婚したら片目をつむる」とよく言われます。これもそのとおりだと思います。


②女は自分で自分を養う覚悟を持つこと。


小室さんは、結婚した後も、女は自分で自分を養う覚悟を持つことを説きます。これもまったくそのとおりだと思います。そして、次の文章が本書で一番印象的でした。

小室:私はいつも部下や後輩の女性に「結婚や出産を経てずっと働き続けるということは、自分のことを自分で食べさせていける、ということ。そのメリットは、結婚相手を地位や収入ではなく、愛しているかといういちばん大切な基準で選べることだよ」と言っています。 (P40)

本当にそのとおりですね。


もう一つ、これから結婚する女性に私が言いたいことは、子どもが生まれた後、「母親であることを背負いこみすぎないこと」です。以前、記事を書きましたので、参照ください。



収入面で夫が背負い込みすぎないこと、子育て面で妻が背負い込みすぎないこと、裏を返せば、収入面で妻が自立すること、子育て面で夫が全面協力すること、これがこれからの共働き夫婦の処方箋ではないでしょうか?


<目次>

【対談】なぜ、「二人で働く」ことが必要なのか?

序章 あなたの「結婚観」はバージョンアップしたか

 「大黒柱ヘッドギア」を外そう/駒崎

 新しい「ワーキングカップル」を目指す/小室

第1章 コミュニケーション戦略

 夢を視覚化してみる/小室

 家庭内コミュニケーションで人間力アップ/駒崎

第2章 時間戦略

 ワークとライフの充実は時間の使い方から/小室

 長時間働かなくても成果は出せる/駒崎

第3章 妊娠・出産戦略

 「妊婦の夫」をやってみて/駒崎

 妊娠時期に準備すること/小室

第4章 育児戦略

 子どもが生まれたあとは/小室

 父親になった!/駒崎

第5章 お金戦略

 お金の話題にきちんと向き合う/小室

 男性にありがちなお金の問題/駒崎

終章 ワーキングカップルを続けるために

 ちょっとした知恵で職場を変える/小室

 変化はコミュニティから生まれる/駒崎



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