夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦
角川書店 ( 2006-11-29 )
ISBN: 9784048737449

<目次>
  • 第一章 夜は短し歩けよ乙女
  • 第二章 深海魚たち
  • 第三章 ご都合主義者かく語りき
  • 第四章 魔風邪恋風邪


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現在映画が絶賛公開中の『夜は短し歩けよ乙女』。原作の初出は2005年9月、ハードカバーが2006年11月の発売なのですが、本書の存在に気づいたのはシミルボンでした。昨年末ぐらいから、妙に書評の数が増えていたのです。



そして、映画公開日の前日に偶然、当映画の全面広告デジタルサイネージ電車E235系に乗り合わせて、映画化されたことに気づきました。いやぁ、奇遇ですね。たまたま通りかかっただけですが。



そして、主人公「先輩」の声優は、あの星野源。『逃げ恥~』と同じく奥手で彼女いない歴=年齢の大学のサークルの「先輩」と、後輩の「黒髪の乙女」の淡い恋物語です。


先輩は後輩に恋をし、「なるべく彼女の目にとまる作戦」、通称「ナカメ作戦」を結構しました。「黒髪の乙女」が出かける先々に赴きながら、偶然を装って会おうとします。一歩間違えると、ストーカー行為なのですが。。。その様相は、映画の宣伝動画でも確認できますので、そちらで確認ください。



しかし、なるべく彼女の目にとまるという努力をしながら、直接的なアプローチができない「先輩」。私はこの「先輩」の気持ちがとても分かります。女性との交際経験がなかった時分、どのように女性との間合いを詰めたらよいかが分かりませんでした。


さて、本書は四部構成です。先輩、もしくは黒髪の乙女が一人称として語っていきます。先輩のほうは「である」調、黒髪の乙女のほうは「ですます」調となっていて、それでどちらが一人称として語っているのかが区別できるようになっています。


第一部は二人の先輩の披露宴後のドタバタエピソード。深夜に及んでしまったがため、乙女として夜明け前に家に戻るべく、「夜は短し歩けよ乙女」と囁かれます。第二部は古書の争奪戦。第三部の舞台は二人の通う大学の文化祭。第四部は、登場人物のほとんどが風邪に倒れます。結果的にハッピーエンドですが、「先輩」の間合いの詰められなさは、読んでのおたのしみということで。


ところで、先輩と黒髪の乙女。最後まで名前が明かされません。実は、お互い最後まで名前を知らないというオチなのかもしれません。名前ぐらいきけよ、おい!


第二部で乙女が探し求めている絵本がこちら。


第一部で出てくる「偽電気ブラン」の本物?がこちら。


黒髪の乙女は大学一年生という設定なので19歳ですが、めっぽうお酒に強いです。


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