著者の経歴からも、本書のタイトルからも、本書は観光業向けに書かれた経営書ですが、本書の処方箋は観光業のみならず、サービス業(財を生産する以外のすべての業態)全般に言えることです。我ながら耳の痛いところもあります。本書の掲げるポイントは以下の四点に集約されているのではないでしょうか? 1.管理会計を導入し、個別原価管理を実施する。 2.「サービス業」ではなく「情報産業」ととらえる。 3.「サービス品質」の製造原価管理・品質管理を行う。 4.顧客から選ばれるためのブランド戦略を立案・実行する。 ...
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【書評】『ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人』~誰もが陥る罠
職場でのパワハラ、マンショントラブル、隣人トラブル、スクールカースト、ママカースト、モンスターペアレントなど。隣人による理不尽な仕打ちを本書では扱っています。 世の中にはそういう迷惑な人たちがいるので、そういう人たちに遭遇した場合の対処方法を伝えるというのが本書の目的の一つではありますが、真の目的はそうではありませんでした。 ...
【書評】『クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン』を通じて日本を再発見
巷では日本礼讃本が増えていますが、日本人が書く礼讃は自画自賛が多く、毒されるのはよくないと思い、読んでいません。日本論を読むのは、もっぱら在日外国人・知日派外国人の方々の本です。日本人の自分が気づかない日本を再発見できるからです。 『クール・ジャパン!? 外国人が見たニッポン』について、著者が知っている日本人だからどうかなぁと思いつつも、副題に『外国人が見たニッポン』とあったため、読んでみることにしたわけですが、あたりでした! ...
【書評】『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』~「おもてなし」に囚われすぎていないだろうか?
この本を読んでから、あらためてJRの駅の券売機で、外国人がまごついているのが気になりました。JRの券売機は、かつてのガラパゴス携帯のように複雑怪奇です。単に翻訳をする、クレジットカード対応にするということではなく、スマート化・シンプル化が必要ではないでしょうか? ...
【書評】『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言』~観光業は日本の成長産業
本書は、日本の文化財の保護・保全に努めている小西美術工藝社の社長デービッド・アトキンソンさんの著書です。国宝を守ることにより経済成長をさせようという意欲的なタイトルが目立ちました。 ...
【書評】『外国人だけが知っている美しい日本~スイス人の私が愛する人と街と自然~』
日本に魅せられて日本に住んでしまったステファン・シャウエッカーさん。1996年よりjapan-guide.comというサイトを運営し、2003年からは日本に永住されています。そんなシャウエッカーさんの目による日本の観光を紹介する本です。シャウエッカーさんとほかのスタッフが、ちゃんと自分の足を運んで体験したことに基づいて書いていますので、非常に好感が持てます。 ...
Client、Customer、Guest~「お客様」と「おもてなし」
客、顧客、クライアントの違いはなんだろうか?そんな投稿がFacebook上を流れていきました。この問いには、英語で考えてみると分かりやすいと考えています。 ...
我が家にお客さんを招く:mindiaの西小倉さん
mindiaの社長の西小倉さんが我が家に遊びに来ました。mindiaは個人向けWikiサービスで、私が2009年末より個人の「ナレッジベース」として使わせていただいているサイトです。今日現在、987キーワードを登録済みで、ナレッジベースに登録されているキーワードは、ブログから ...
知識や情報が無価値になる時代~おもてなしが価値になる時代
3日前のYahoo!の発表を振り返ると、いよいよ知識や情報が無価値になる時代に突入したなぁと考えさせられます。(※ 文末に訂正あり) ピーター・ドラッカー氏、ダニエル・ピンク氏、大前研一氏、田坂広志氏、梅田望夫氏、いろんな識者たちが、インターネット革命は、知識 ...
東京オリンピックが開催される2020年まで続けられるだろうか?
今日は朝からなんと刺激に満ちた一日だったのでしょうか? 今朝、六本木の不動産屋さんで開催された「おがぷら」という朝活に参加してきました。毎日欠かさずブログを更新をしている、東京朝活読書会の主宰者小川晋平さんのブログのハウツーが聞けるからです。ゲストとして ...