副題に「国防としての感染症」とあるとおり、感染メカニズム・症状・致死・治療・回復などを扱ったものではなく、安全保障、バイオセキュリティを扱ったものになります。情報システムの世界ではウイルス侵入防御の仕組みを「セキュリティ」と呼びますが、病原体のウイルス侵入防御も「セキュリティ」です。 ...
タグ:医療
ノーベル医学生理学賞2018、本庶佑氏
京都大学特別教授の本庶佑氏がノーベル医学生理学賞を受賞されました。2010年以降10人目の受賞、医学生理学賞では、2012年の山中伸弥氏、2015年の大村智氏、2016年の大隅良典氏に続いてです。 ...
【書評】『10万個の子宮』未熟な科学ジャーナリズムと反知性主義が招いたもの
「子宮頸がんワクチン問題」とは何かというと、結局のところ、未熟な科学ジャーナリズムと反知性主義が共鳴して増幅してしまった結果ではないでしょうか? ...
【書評】『新潮45 2016年 12 月号 薬害でっちあげ』子宮頸がんワクチンの安全性検証に関する村中璃子さんの記事を読む
子宮頸がん予防ワクチンの安全性検証でジョン・マドックス賞を受賞した村中璃子さん。彼女の執筆した記事を探したところ、市販本で見つかったのはWedgeと本誌だけでした。ほかに『日本産婦人科医会報』がありますが、こちらは一般入手はできません。ということで、本誌を図書館で入手し、記事を読みました。 ...
子宮頸がん予防ワクチンの安全性検証で村中璃子さんがジョン・マドックス賞が贈られたものの・・・
年頃の娘がいる親として、この状況は看過できません。接種させてよいのかどうか、決断せねばなりません。お子さんのいる私と同世代の方たちも、同様に困惑しているのではないでしょうか? ...
【書評】『細胞が自分を食べる オートファジーの謎』その2(素人なりに図示してみた。)
オートファジーとは何かを素人考えで図示してみました。専門家の監修を得ているわけではありませんので、あくまでも素人発想ということでご容赦ください。 上から順番に絵の説明をします。生物はさまざまな器官からなります。器官はさまざまな細胞から構成されます。器官が異なれば細胞も異なります。また、細胞が異なれば、細胞を構成するタンパク質も異なります。そして、タンパク質は、20個のアミノ酸から構成されます。 ...
【書評】『細胞が自分を食べる オートファジーの謎』その1(ノーベル生理学・医学賞の研究)
10月3日、大隅良典東工大栄誉教授が、ノーベル生理学・医学賞を受賞されました。 「オートファジー」について、受賞時点で大隅先生の著書、大隅先生に関する本は出ておらず、入門書という点では、大隅先生門下の水島教授の本書のみとなります。 「オートファジーを知りたければ本書を読め!」ということになります。 ...
【書評】『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』研究者・経営者・美術篤志家・学校経営者
昨年はノーベル物理学賞赤碕勇さんの自伝を読み、今年はノーベル生理学・医学賞受賞の大村智さんの本を読みました。ノーベル賞受賞者の伝記は、けっこうおすすめだと思っています。何事かを成し遂げた人というのは、そこにいたるまでに一体どんな人生の道を歩んできたのでしょうか?そこに多くの示唆があると思います。 赤碕さんが、「一所懸命」を体現したような人であれば、大村さんは時代の先駆者でした。今でこそ風貌はおじいさんですが、ずっとエネルギッシュに活躍され、かつ時代を先導してきました。研究者だけでなく、時に経営者となり、時に美術篤志家となり、時に社会起業家となりました。 ...
【書評】『1500万人の働き手が消える2040年問題』~将来の財政破綻に備えよう
日本はこのまま行くと、2030年前後に破綻します。 2030年に向けて準備をしておくことはありませんか? しかし、本当の問題は・・・ ...
ZESDA第16回プロデュース・カレッジ~未来予測2015-2030・ライフ・イノベーション~(2月28日)
2年ぶりにZESDAのプロデュース・カレッジ(プロデュース・カフェ)に参加してきました。3年前に、このプロデュース・カレッジの仕組みを作った者の一人として、再び参加できたことは大いなる喜びです。 ...