「昆虫」の意味するところは、蛹(さなぎ)から成虫へ羽化し華麗に変身するさま、あるいはカマキリのようにオスを食い物にするメスのさまを表します。 ...
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【書評】『ばるぼら』~耽美な世界を描いた手塚治虫もまた異常性欲者か?~
手塚治虫氏が成人向けの耽美(官能)マンガを書いていたと知って、これは読まねばならないと思い、読んでみました。初出は1973年から1974年に『ビッグコミック』。女性の裸体や絡みシーンも出てきます。 ...
【書評】『吉原はスゴイ 江戸文化を育んだ魅惑の遊郭』
表の歴史は男たちの権力闘争の歴史なれど、その裏には女の歴史、女が主導する夜の歴史があります。江戸時代では、大奥と吉原が女の歴史の二大舞台と言ってよいでしょう。そしてなんといっても女の歴史が面白い! ...
【書評】『とはずがたり』~我が名は女
『京都ぎらい 官能篇』で知った鎌倉時代の後深草上皇の女御・二条。彼女の日記が『とはずがたり』です。1940年になるまでその存在が知られず、宮内庁に写本が眠っていたとのこと。 恋多き、というよりも、性に奔放、というか、言い寄られた男達にことごとく体を許してしまいます。 ...
【書評】『京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)』(2)古今女難集
本書は「京都」の本なれど、江戸幕府が開かれる前のほとんどの時期において政治の中心が京都だったこともあり、本書の後半は実質「日本史官能篇」の様相を呈しています。 それがすべての理由ではありませんが、女で失敗しました。表の歴史の教科書には書かれていないことです。本書は古今女難集と言ってよいでしょう。 ...
【書評】『京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)』(1)京都はエロいのか?
世の中「官能」論全般に言えることですが、男性が語っているため、「官能」と言いつつも男から見た「女性」論です。誤解を恐れずに言えば、「女の存在自体がエロい」と言ってもいいかもしれません。これはもう男の妄想です。 ...
【書評】『洗えば使える泥名言』(18禁)
西原理恵子氏の『洗えば使える泥名言』。出版前に当初編集者が考えたタイトルは『泥だらけの名言』。さすがにひどいということで、『洗えば使える泥名言』になったとのこと。「洗えば使える」というのが言い得て妙ですね。 ...
【書評(18禁)】『どうして人はキスをしたくなるんだろう?』宮藤官九郎のズリネタ
『あまちゃん』をはじめとする今や押しも押されぬ脚本家の宮藤官九郎氏が、人生の三分の二はエロいことを考えて来たみうらじゅん氏との対談を通じて、ズリネタを披露します。宮藤官九郎ファンの女性が見たら発狂してしまうのではないかと思うのですが、本書を私に推薦したのは朝活読書サロンのマダムなのでした。 ...
【書評(18禁)】『なぜペニスはそんな形なのか』(その1)不謹慎で真面目な科学
なんとも破廉恥なタイトルの本なのですが、副題が示すとおり「不謹慎で真面目な科学」の本です。表紙カバーは、ペニスを模したと思われるキノコと睾丸を模したと思われるクルミ2個。本書を臆することなく、通勤途中に電車の中で読破しました。 ...
【書評(18禁)】『SとM (幻冬舎新書)』
S系女性とM系男性の集う当読書会で、とあるS系の女性が本書を紹介したかと思うと私に目配せをし「ほら、あなたも読みなさい」と有無を言わさず手渡しのが本書でした。 ...
【朝活読書サロン(18禁)】(2017年8月7日)「キ〇タマを握る」
「キンタマを握る」 8月7日午前7時30分ごろ、渋谷のおしゃれなサンドイッチカフェ「ボン ヴィヴァン」の店内で、うら若き女性の声がひびきわまりました。 ...
【朝活読書サロン】(18禁)女性上位(2017年5月22日)
1ヶ月ぶりの朝活読書サロン。前回参加は4月24日でした。今回の参加は女性5名・男性4名です。またしても、女性上位です。単に人数比だけでなく、紹介されている本もどことなく女性上位の本が並びます。私は、上位の女性の言いなりになるより仕方がありません。 ...
【朝活読書サロン】監督と出会う(12月8日)
12月8日、朝活読書サロンに参加しました。今回は女性3名、男性3名の参加。監督とは前回、一瞬すれ違いましたが、今回、実質の初対面となります。 紹介した本は2冊です。『人生を変える読書』と『落語に学ぶ大人の極意』です。 ...
【書評(18禁)】『偏差値78のAV男優が考える セックス幸福論』
森林さんがAV男優を続けて悟ったこと。それは、セックス自体を肯定すること。セックスが好きであることを卑下する必要は全くないし、セックスを恋愛感情抜きで純粋に楽しむことも肯定します。 もちろん、愛にはセックスがあったほうがいい。セックスに愛が必要かというと、そうでもない。あまり型に嵌め過ぎないほうがいい。 ...
【朝活読書サロン】軽い本(18禁)と重い本(初雪の11月24日)
1ヶ月半ぶりとなる朝活読書サロン。前々回は鎌倉での合宿研修のため早朝移動し、前回は、前日の夜更かしのため、うっかり寝坊をしてしまいました。そして、今回は、一人参加者を招待していたため、寝坊するわけには参りません。 それなのに、まさかの雪!東京都内の11月の積雪は、明治時代の1875年からの観測史上、初とのことです。という、飛んでもない日に当たってしまいました。通常ですと、11月にコートを着ることはないのですが、今回はコートで出動しました。 ...
原美術館~篠山紀信展「快楽の館」(18禁)(11月18日)
午後は大崎の原美術館へ。篠山紀信作『快楽の館』を展示しています。来年1月9日まで開催しています。 原美術館は、行きたい美術館候補としてずっとブックマークしていたのですが、きっかけがなく、なかなか行け-ませんでした。官能がテーマとしては、某読書会で官能・悪女キングと呼ばれる私としては、馳せ参ぜずにはいられません。 ...
【書評(18禁)】『AVビジネスの衝撃』~その過去と未来
最初にお断りしておくと、本書は「ビジネス書」です。タイトルにある「衝撃」とは何かというと、大きく分けて二つあるのではないかと思います。一つ目は、1980年代の黎明期から1990年代の全盛期まで、魑魅魍魎の世界だったこと。そして二つ目は、2000年代以降の凋落ぶりです。最後に、本書の提言と私の提言です。 ...
「男は女に育てられる」
前々からそう思っていたのですが、最近は「真理」だと確信しつつあります。 それは、「男は女に育てられる」ということです。 「男を育てるのは女」という言い方もできます。 ここ最近、そう思う出来事が立て続けに起こりました。 ...