科学考証がよくできていると言われる『宇宙兄弟』ですが、分からない点が二つあったので、念のため調べました。 ...
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中学三年間の理科の構成と中学一年の理科
三女は現在中学一年生なのですが、学校で配布されている理科の副教材『最新理科便覧東京都版』は、中学三年間の履修範囲全てが載っており、この教材があれば、先取り学習が可能です。 ...
ノーベル医学生理学賞2018、本庶佑氏
京都大学特別教授の本庶佑氏がノーベル医学生理学賞を受賞されました。2010年以降10人目の受賞、医学生理学賞では、2012年の山中伸弥氏、2015年の大村智氏、2016年の大隅良典氏に続いてです。 ...
【書評】『歴史は実験できるのか』ポリネシアとアメリカ西部開拓
アメリカの西部に限らず、カナダ、オーストラリア、ロシアなどのフロンティア開拓は、ほぼ確実にブーム→バスト(崩壊)→再生という軌跡をたどったようです。 ...
ジャレド・ダイアモンド編集『歴史は実験できるのか』(読まない書評)
『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドの新刊が出ました。彼の著書とあっては読まずにはいられません。と思ったら、彼の編集であり、著作ではありませんでした。まぁそれはよしとして、お題に興味があります。現在、プロローグを読み終わったところです。 ...
【ラジオ】『夏休み子ども科学電話相談』
NHKの『夏休み子ども科学相談』がTwitterやFacebookでバズっています。最初に気がついたのはTwitterのトレンド情報に出現したことです。子どもたちの科学に対する素朴な質問に、専門家である大学の先生たちが答えてくれる番組です。 ...
【書評】『脳の意識 機械の意識』~「私」はどこにいるのか?
著者は、「宇宙」の神秘を探るよりも、「意識」こそが人智の限りを尽くしてでも取り組むべき課題としています。 かつて、人工知能学者の三宅陽一郎氏が、「我々人類は『人工知能』を語る以前に『知能』を知らない」と言いました。言い換えると「私」という「意識」はいったいどこにあるのか?という命題です。それが本書の深淵なるテーマです。 ...
【書評】『高校数学でわかるシュレディンガー方程式』
この『高校数学でわかるシュレディンガー方程式』。秀逸です。分かり易い。ただ、「高校数学で分かる」というのはちょっと語弊があるかもしれません。というのは、偏微分方程式が出てくるから。理系クラスで微分方程式が得意であれば問題ないでしょうが、文系クラスで微分方程式を習っていないと、さすがに無理です。しかしそれでも、本書は分かり易い。理系大学一年生クラスにお薦めです。 ...
【書評】『10万個の子宮』未熟な科学ジャーナリズムと反知性主義が招いたもの
「子宮頸がんワクチン問題」とは何かというと、結局のところ、未熟な科学ジャーナリズムと反知性主義が共鳴して増幅してしまった結果ではないでしょうか? ...
「量子コンピュータ」
従来のコンピュータが、0か1の2進数(ビット)で表現されていたのに対し、量子コンピュータでは、「0あるいは1の2つの状態をとる確率波」として表現されます。と言われても、なんのことだかさっぱり分かりませんが。 ...
【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(その1)
前評判のよかった本書を読了しました。既に二回の読書会で紹介し、実はその前に紹介も受けています。昨年発売された新書の中では、ナンバーワンになるのではないでしょうか? ...
【書評】『新潮45 2016年 12 月号 薬害でっちあげ』子宮頸がんワクチンの安全性検証に関する村中璃子さんの記事を読む
子宮頸がん予防ワクチンの安全性検証でジョン・マドックス賞を受賞した村中璃子さん。彼女の執筆した記事を探したところ、市販本で見つかったのはWedgeと本誌だけでした。ほかに『日本産婦人科医会報』がありますが、こちらは一般入手はできません。ということで、本誌を図書館で入手し、記事を読みました。 ...
子宮頸がん予防ワクチンの安全性検証で村中璃子さんがジョン・マドックス賞が贈られたものの・・・
年頃の娘がいる親として、この状況は看過できません。接種させてよいのかどうか、決断せねばなりません。お子さんのいる私と同世代の方たちも、同様に困惑しているのではないでしょうか? ...
【書評】『 暗黙知の次元』「私たちは言葉にできるより多くのことを知ることができる。」
「知識」「ナレッジマネジメント」系の基礎的な本は何だろう?と思いを巡らせてみたところ、まっさきに思い出したのが、『思考の整理学』とこの『暗黙知の次元』です。 本書で一番琴線に触れたメッセージの一つが、この「暗黙知」の定義です。 ...
【書評(18禁)】『なぜペニスはそんな形なのか』(その1)不謹慎で真面目な科学
なんとも破廉恥なタイトルの本なのですが、副題が示すとおり「不謹慎で真面目な科学」の本です。表紙カバーは、ペニスを模したと思われるキノコと睾丸を模したと思われるクルミ2個。本書を臆することなく、通勤途中に電車の中で読破しました。 ...
【書評】『nature (ネイチャー) ダイジェスト』2015年 09月号
代表的な科学論文誌と言えば『Nature』。創刊1869年で現在147年もの歴史を持ちます。申請のあった論文のうち実際に掲載されるのはわずか7~8%とのことで、掲載論文は全て査読されます。発行は公的機関や大学によるものではなく、Springer Natureというドイツの大手出版社です。 ...
【書評】『生物から見た世界 (岩波文庫)』
本書との出会いは、三宅陽一郎さんが進行役を務められた「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む #2。彼がその61冊の中で真っ先に紹介している本です。人工知能を考えるには、まずは生物を知ろうということだと思います。 ...