本書の出版は2013年。当時ベストセラーになっているのを記憶しています。統計リテラシーの重要性を説いたわけですが、それから8年、日本人の統計リテラシーが向上したかというと、コロナ騒動で統計を無視した言説が飛び交っている状況を見ている限り、ほとんど進歩がなかったと言わざるを得ません。 ...
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【書評】『計量文献学の世界 シェークスピアは誰ですか?』~統計的に著作者を推定する~
文系と理系、文学と科学を二項対立ではなく、文系・文学もまた「人文科学」という「科学」の一種なら、文学に計量分析(テキストマイニング)という統計学的手法を持ち込んだ本書は「人文科学」の書と言えます。 ...
【書評】『歴史は実験できるのか』ポリネシアとアメリカ西部開拓
アメリカの西部に限らず、カナダ、オーストラリア、ロシアなどのフロンティア開拓は、ほぼ確実にブーム→バスト(崩壊)→再生という軌跡をたどったようです。 ...
ジャレド・ダイアモンド編集『歴史は実験できるのか』(読まない書評)
『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドの新刊が出ました。彼の著書とあっては読まずにはいられません。と思ったら、彼の編集であり、著作ではありませんでした。まぁそれはよしとして、お題に興味があります。現在、プロローグを読み終わったところです。 ...
【書評】『データで読む 教育の論点』~女性の働きやすさは男性の意識の問題
本書は、行政が公開している数値データをグラフ化などの可視化により、データの持つ意味を分かりやすく解説してくれます。結果的に、政府の教育政策の判断材料にも使われています。 女性の働きやすさは、女性自身や企業にはあまり問題はなく、男性の意識のほうに問題があります。 ...