理詰めのロジカルシンキングでは、論理的に正しくてもアイデアが狭まっていってしまいます。アイデア発想、イノベーションには、常識や既成の考え方に囚われない広い範囲での思考が必要です。そういう点で、水平思考=ラテラルシンキングに依然から気になってはいたのですが、読んでみて合点が行きました。 ...
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第3回 ZESDA 交流会~プロデューサーシップで切り拓け!~
本日、ひさしぶりにZESDAのイベントに参加しました。ZESDAのイベントに参加するのは昨年12月以来、日本経済大学でのイベントに参加するのは2年半ぶりです。 ...
稲垣・草彅・香取の『72時間ホンネテレビ』から見えてきた映像メディアの転換点
今、Abema TVの72時間ホンネテレビを観ながら書いています。ひょっとすると、日本で映像メディア市場の地上波からインターネットへの転換点かもしれません。 ...
ベンチャー企業の事業開発支援を通じた事業化プロセス習得の場、オープンイノベーションの実践場
今回ご紹介する「ナレッジトランスファープロジェクト」は、企業人が事業化プロセスを学習する絶好の機会だと考えています。理由は以下のとおり。 ・産業総合研究所出身のベンチャー企業の事業開発課題を題材にする。 ・企業はプロジェクトに人材を派遣し、ベンチャー企業の事業開発に参画することで、実践的に事業化プロセスを習得する。 ・うまくいけば、ベンチャー企業との共同事業開発・経営に踏み込める。 ...
オープンイノベーションの誤謬~『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』より~
インターネットやソーシャルメディアの普及によって、オープンイノベーションが加速するというのは、一見正しいように見えるのですが、どうやら違うらしいというのが本書の見立てです。 ...
【書評】『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』
本書はそういう意味で、通り一遍の世界最先端の経営学のさわりを紹介することを目的に書かれています。PART2からPART9まで、それぞれ競争戦略、イノベーション理論、組織学習論、グローバル戦略、ダイバーシティ、リーダーシップ、CSR、起業家論を1パートずつ紹介していきます。そして、世間一般的に信じられている戦略論・ビジネス論には、統計的に誤りがあることも明かしていきます。 ...
企業間フューチャーセンター会員募集の説明会に参加(5月16日)
企業間フューチャーセンターの会員募集の説明会に参加しました。新代表に塚本さんが就任したとともに、企業間フューチャーセンターが新しく生れ変わります。軸になっている要素は3点。 社会課題解決(Shared Value) 協創(Open Innovation) 働き方改革や組織開発(Work Style Reformation) ...
次のステップへ
昨日(3月16日)、企業間フューチャーセンターのインナー・ミーティングに参加しました。内々の話につき、詳しいことは書けませんので、一般化・抽象化して書きます。 企業間フューチャーセンターは社団法人化されてまる4年経ちました。そして、次のステップへ進むべき時がきました。 ...
第2回プロデューサーシップ論講座メモ(12月21日)
ZESDA代表理事の桜庭さんに誘われ、表題イベントに参加してきました。受講メモです。 なお、プロデューサーシップ論講座は、今後、2か月毎に3年間継続予定です。 ...
【書評】『生涯現役社会のつくり方』~お年寄りの「個」に焦点を当てる
上勝町のお年寄りは、大変イキイキしています。なぜなら、毎朝起きると、やらないといけないことがあるからです。 老人福祉というと、病院、デイサービスセンター、老人ホームなど。これらは箱もの行政で、お年寄りを一ヵ所に集める施策です。一ヵ所に集めることによって効率アップを狙っているのでしょうが、ある意味、お年寄りの個性を奪うことにもなりかねません。 上勝町では、集合体としてのお年寄りではなく、お年寄り一人ひとりの「個」に焦点を当てています。 ...
イノベーションは移動距離に比例する~大阪出張の振り返り(6月16日)
今回の大阪出張は大変有意義でした。 かつて、同僚のH氏が、 「イノベーションは移動距離に比例する」と述べました。 まさにその通りです。 ...
【書評】『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』
8人の時代の寵児が、堀江貴文氏監修の下、働き方を論じます。 共通しているのは、「未来」のためではなく、「今」を生きることでしょうか? ...
【書評】『地方消滅 創生戦略篇』~「強きを助け、弱きを退かせる」
一昨年、地方経済・地方社会の在り方を論じた二冊の本、増田寛也氏の『地方消滅』と冨山和彦氏の『なぜローカル経済から日本は甦るのか』。この二人が出会って生まれたのが本書です。ボリュームが少なく、わりとさくっと読めました。 ...
【書評】『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』研究者・経営者・美術篤志家・学校経営者
昨年はノーベル物理学賞赤碕勇さんの自伝を読み、今年はノーベル生理学・医学賞受賞の大村智さんの本を読みました。ノーベル賞受賞者の伝記は、けっこうおすすめだと思っています。何事かを成し遂げた人というのは、そこにいたるまでに一体どんな人生の道を歩んできたのでしょうか?そこに多くの示唆があると思います。 赤碕さんが、「一所懸命」を体現したような人であれば、大村さんは時代の先駆者でした。今でこそ風貌はおじいさんですが、ずっとエネルギッシュに活躍され、かつ時代を先導してきました。研究者だけでなく、時に経営者となり、時に美術篤志家となり、時に社会起業家となりました。 ...
企業をまたいだコラボレーション・オープンイノベーションのあり方
今月は、自社の研究開発テーマにコネクトするフューチャーセッションを主催し、社内勉強会も主催しました。また、2件のワールドカフェに参加しました。企業をまたいだフューチャーセッションのあり方(企業人によるフューチャーセッション参加の意義)について、これまでも複数の記事を書いていましたが、それらを組み合わせ、考えを整理しておきたいと思います。 ...
新規事業開発の成功確率の方程式
新規事業開発投資の審査業務に携わってかれこれ5年経ちます。その経験で得た知見を少しでも多く書き出しておこうと思います。 ほぼちょうど1年前に書いたテーマなのですが、今日もふと同じことを考えました。新規事業開発における成功と失敗の差はなんだろうかと。1年前は単に「『お金になること』と『お金になりそうだけどならないこと』の違い」を理解することだと述べました。 ...
EGMフォーラム月例会報告(7月8日)~有志コミュニティでイノベーションは起こせるか?
毎月恒例のEGMフォーラム月例会です。表題の問いなんですが、私の答えはYESでもありNOでもあります。その差は、前記事に書いたとおり、リーダーシップの有無です。多くのアメリカとの比較によるイノベーション論に本質的に欠如しているのは、リーダーシップの有無ではないかと思います。もちろん、これは、自戒でもあります。 ...
今日考えたあれこれ(6月24日)~ビジネス変革・ビジネス創造の担い手は誰だろうか?
ビッグデータ活用によるビジネス変革・ビジネス創造の担い手はいったい誰なのか。 それは、チェンジリーダー・ビジネスプロデューサーではないか。 日本の過去20年の停滞は、チェンジリーダー・ビジネスプロデューサーの絶対数が不足したことに原因があるのではないか。 ...
EGMフォーラム月例会報告(6月22日)~対話型組織開発
EGMフォーラム月例会に参加しました。本日は、対話の学校の吉田創さんをお招きし、「対話型組織開発」の話を伺い、あれやこれやのディスカッションを行いました。 ...
建築の新たな価値転換~常設ではなく仮設のままでいいのではないか
帝国ホテルでの朝食会にて、建築家の坂茂氏のお話を聞く機会がありました。トイレットペーパーの芯に着想を得た紙管、コンテナ、ビールケース、家具などを建築材として採り入れたり、日本の和室のように物理的にも視覚的にも内と外とを一体にするような設計、ピクチャウィンドウ、六角格子構造など、独創的な建築の世界観を描いています。 ...