本書の原題は『The Culture Map』。日本の中にいるとなかなか気づきにくいのですが、世界の市場は急速に一つになりつつあります。異文化が出会えば、背景を知らないためにお互いの真意をはかることができずに誤解が生じ、衝突も起きます。本書は、八つの指標を用いて文化の見取り図を作成し、その見取り図により相互理解をはかろうという試みです。本書は包括的かつ論理的で、非常に納得のいくものでした。 ...
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【書評】『日本の鉄道は世界で戦えるか』(3)~これからの日本の鉄道
さて、タイトルにある「世界で戦えるか」。海外展開が可能かと問うてるわけですが、本書はネガポジ両面提示しています。 ...
【書評】『日本の鉄道は世界で戦えるか』(1)~鉄道のファクト
本書は、一般的に日本人が信じている二つの命題について、ファクトベースで厳しい現実をつきつけます。なんとなく分かっていたのですけど、携帯電話端末と同じく、日本という特殊な環境に過度に適用するように進化してしまったため、なかなかそのままでは海外で通用しなさそうです。そして、国鉄民営化以降も、多くの路線で乗車人員数が減り続けており、海外展開どころか、足下を見れば危機的な状況にあります。 ...
【書評】『現役官僚の滞英日記』その2:コモン・ウェルスから学ぶ
本書を読んで知り得たことの一つ目は、コモン・ウェルスの影響力の大きさです。24億人・52加盟国(イギリスを含めると53ヶ国)から成ります。私はかつて、1998年から2000年まで、英連邦の一員であるシンガポールに駐在していました。当時、コモン・ウェルスの中にいたはずなのに、その影響力の大きさを甘く見ていました。 ...
【書評】『現役官僚の滞英日記』その1:イギリスから学ぶ
先月読み終えていたのですが、遅ればせながら書評を書きます。イギリスに留学していた友人の橘宏樹さんが留学中に書き溜めた日記を基に、本書を上梓されました。本書の主題を一言で申せば、イギリスからの学びです。 ...
第3回 ZESDA 交流会~プロデューサーシップで切り拓け!~
本日、ひさしぶりにZESDAのイベントに参加しました。ZESDAのイベントに参加するのは昨年12月以来、日本経済大学でのイベントに参加するのは2年半ぶりです。 ...
【書評】『世界一の会議 ダボス会議の秘密』
世界経済フォーラム(World Economic Forum)、通称ダボス会議。 名前は知っているものの、それが何であるか?と問われるとよく分かっていませんでした。それが本書を読むことになった動機です。本書を知ったきっかけは、書籍ダイジェストサービスのSERENDIP(セレンディップ)でした。 ...
ジャカルタ(インドネシア)とニューヨーク(アメリカ)からの来客(7月11日)
今日は、ニューヨークとジャカルタから客人がありました。 どちらとも日本人です。 海外で働く日本人たちは頼もしい限りです。 より多くの日本人の海外への飛翔を 祈らずにはいられません。 ...
国境を超えた寺子屋制度は可能だろうか?
先週に引き続き、グローバル人材育成について考えています。かつて日本には寺子屋という私塾がありました。グローバル人材育成について、国境をまたいだ寺子屋の仕組みはできないものでしょうか? ...
グローバル人材育成についての情報収集(5月24日~5月27日)
グローバル人材育成について、方々情報収集しました。動いてみると、立ち位置の違いが分かり、参考にすべきこと、すべきでないことが見えてきます。 ...
オバマ大統領広島訪問、そして世界平和に対する日本の主導的立場について
オバマ大統領が広島を訪問しました。 一つの象徴的な出来事と言えます。 次にすべきことはなんでしょうか? こうなればいいなと想像してみました。 ...
管理職にしてはいけない人
たとえ個人のパフォーマンスがよくても、人を育てる気持ちも能力もない人間が上に立つべきではありません。 こんなバカなことは起こしてはいけないし起こさせてはいけない。 人を育てること。それは会社のためだけでなく世のため人のためです。 ...
【書評】『海外旅行で子供は育つ!! (子供の人生を豊かにする“旅育"のススメ)』
「若者の旅行離れ、車離れ、お酒離れ、などなど。その後、新聞や雑誌でも当たり前のように論じられるようになったのは、みなさんもご存知のことと思います。 (これはいかん!) 私は思い立ちました。」 ...
Joined 1000 Speakers Conference in English #28
Today I joined 1000 Speakers Conference in English #28. Even though I was a starting member of the conference, this is the third time for me to join it. Last time #27 I promised I will make a presentation of five episodes how I encountered English. But I broke my promise, I made another one. I would like to focus on my mission global leaders' growth. ...
Think Globally, Act Locally
今、日本には、殻を破り、 世界目線で物事を見れる ビジネスパーソンの絶対量が 不足しています。 海外でビジネス経験を有する者を 一人でも多く創出すること それが目下、私の使命です。 ...
【書評】『ヨーロッパ覇権史』(その2)日本史との接点
今回は、ポルトガルも含めた4か国の日本史との接点を見ていきます。なお、ここで述べていることは、本書の書評ではなく、私の考察です。年号は主にWikipediaの記述を参照しました。 日英同盟を廃止した日本が英米との戦争を余儀なくなされたことを考えると、日米安保は必須だと考えます。中国への抑止力だけでなく、アメリカとの戦争を避けるためにも。 ...
【書評】『ヨーロッパ覇権史』(その1)軍事力と情報力
近世以降、なぜ、ヨーロッパが世界を支配するに至ったか、全体を俯瞰するのに大変参考になりました。また、日本史におけるヨーロッパとアメリカとの関係も、この覇権史と見事に符合が合います。単に書評に終わらせず、独自の考察も付け加えておきます。 ...
EGMフォーラムメンバーの壮行会~シンガポールへの旅立ち
このたび、EGMフォーラムメンバーの篠崎さんがシンガポールに転勤になるとのことで、EGMフォーラムメンバーで壮行会を開催しました。開催場所は、Good Beer Faucetsという渋谷Bunkamuraのお隣のお店。14人のメンバーが集まりました。 ...
【書評】『誰も書かない中国進出企業の非情なる現実』~中国ビジネス入門
中国でビジネスをしようとする日本人は読んでおいたほうがよいかもしれません。 違いなく、中国ビジネスの暗部に迫った本です。目次を見ての通り、全日空、王子製紙、森ビル、伊藤忠商事、そしてトヨタ自動車と、日本を代表する名だたる大企業が中国でしでかした大失敗をえぐり出しています。 中国は、法治社会ではなく人治社会と言われます。同族経営、たかり、恐喝、賄賂、裏切り、粛清など。2000年以上前に繰り広げられたこうした人の営みが、まるまる今日でも行われているのが中国といったところでしょうか。 ...