田坂広志氏の著書は9冊目になります。田坂氏の著書を読むのは久しぶりになります。田坂氏の思想には精通しているつもりでしたが、あらためて氏の著書を読むと、非常に心に響き、腹にこたえるものがあります。特に本書は、田坂氏ご自身の経験談が散りばめられています。 ...
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【書評】『異文化理解力』八つの指標で文化見取り図を描く
本書の原題は『The Culture Map』。日本の中にいるとなかなか気づきにくいのですが、世界の市場は急速に一つになりつつあります。異文化が出会えば、背景を知らないためにお互いの真意をはかることができずに誤解が生じ、衝突も起きます。本書は、八つの指標を用いて文化の見取り図を作成し、その見取り図により相互理解をはかろうという試みです。本書は包括的かつ論理的で、非常に納得のいくものでした。 ...
【書評】『「言葉にできる」は武器になる。』
この『「言葉にできる」は武器になる。』で得られた最大の収穫は、「一気に書く」ことでしょうか。本書評も、その「一気に書く」技法を用いて書き上げています。 ...
【書評】『頭の中を「言葉」にしてうまく伝える。』
「言葉にできる」ということ、「分かる」ということに関する本を立て続けに読もうと思っています。『「言葉にできる」は武器になる。』と『新しい分かり方』を読む予定です。 ...
【書評】『 余計な一言 (新潮新書)』~精神の森を豊かにすること~
なぜ不意に余計な一言が出てしまうのか、また出てしまった時にどのようにリカバリーすればよいか。それをぎゅっと凝縮して一言で言えば「精神の森」を豊かにすること、ということになります。 ...
【書評】『手にとるようにNLPがわかる本』
一連の心理学の本(人材育成系の本)を読んできましたが次はNLPです。
「NLP」とは、Nuero-Lingusitic Programmingのことで「神経言語プログラミング」と訳します。言葉以外の非言語コミュニケーションのパターンのことです。
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【品川読書会】第2回(2017年5月16日)
2回目となる品川読書会です。通算88回目の読書会参加となります。次回品川読書会は、曜日をずらし、6月14日(水)予定です。
この日は3冊の本を紹介しました。すべて人材育成・キャリアデザイン関連の本です。そして、紹介いただいた本が二冊。二人の巨匠です。
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【書評】『元検事が明かす「口の割らせ方」』~傾聴の教科書
タイトルだけ見ると、強面の検事が強引に口を割らせると思われるかもしれませんが、そうではありません。これは「傾聴」の本です。また、本書に愛があります。
「相手の立場に立つ」、「共感する」、「心と目と耳で聴く」、「相槌を打つ」。言うは易しいですが、実戦するのが難しいのが「傾聴」です。ビジネスパーソンに必要な素養が傾聴です。提案をするために相手の課題を聴き出す、上司が部下のキャリアプランを聴き出すなど、今ほどビジネスシーンで、聴く力が問われている時代はないのではないでしょうか。 ...
【書評】『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』その5(価値観の多様化・創造性)
インターネットで最も便利のサイトといえば、GoogleやAmazon。使い勝手がいいのは、とどのつまり、フィルタリングが機能しているからです。インターネットは、情報が多すぎます。もはや、フィルター機能無しに、必要な情報にアクセスできなくなったとも言えます。 ...
「メールより電話は無礼」への盲目的な賛同は、気味が悪いだけ。
HONZ代表である成毛眞氏のこのFacebook上の発言が、はげしく賛同する人たちのコメントでバズっていました。その様相を見て、大変気味悪く感じました。
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【書評】『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか』反戦は平和ではない件
安全保障関連法案が参議院で審議予定のさなか、まことに時節に合った本です。安倍総理が、安全保障関連法案は日本の平和維持に必要不可欠だと訴えても、伝わらないのもやむなしと思いました。
なぜ、伝わらないか?
それは、戦争には共通のイメージがあるのに、平和には共通のイメージがない、そう著者は説きます。 ...
EGMフォーラム月例会報告(5月22日)~社内SNSの成功体験・失敗体験
今日は、主要プレゼンターが遅刻し、かつ、ゲスト参加者がいたため、いきなり自己紹介タイム。自己紹介が延々と2時間弱続きました。本題は、S社の社内コミュニケーション改善のために社内SNSを入れるかどうか問題。
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【書評】『ITビジネスの原理』~インターネットの次の20年は、いったいどんな景色が見えるのか
本書との出会いは、『静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話』での宇野常寛さんと、本書の著書である尾原和啓さんとの対談の中で、本書について触れられていたことがきっかけです。参考元の文献にあたるというのが選書の一つの方法です。『静かなる革命~』も非常に楽しく読ませていただきましたが、本書もまた、非常に楽しく読ませていただきました。
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【書評】『ハリウッドと日本をつなぐ』~奈良橋陽子さん、英語劇、生きた英語を学ぶこと、人をつなぐこと、そして戦争に対する許しを描くこと
私は奈良橋陽子さんと面識があるわけではありませんし、存じ上げたのもわずか数年前のことです。しかし、存じ上げずとも彼女から少なからず影響を受けていたことを自覚するに至っておりましたので、奈良橋さんの本が出版されるとあっては、読まないわけにはいきませんでした。
一般的には、奈良橋陽子さんは、ゴダイゴのヒットソング、『ビューティフルネーム』、『銀河鉄道999』、『ガンダーラ』の作詞家であり、『ラスト・サムライ』のキャスティング・ディレクターとして名を馳せている方です。しかし私にとっては、英語劇の大先輩、いや師匠に当たる方と言えます。 ...
コミュニケーションを阻害するTwitterの側面
6日前、武雄市の市長と教育監への批判について、批判のふりをして批判になっていないのではないか、「あやつらは悪だ。なぜなら悪だからだ」という論法に陥っていないのか?という批判をしてみたら、Twitter上でけっこうリプライ・話題をいただきました。
しかし、Twtiterでのつぶやきは断片でしかありません。Twitterの限界です。
はからずも粘着の意味がよく分かりました。
Twitterというのは、両刃の剣です。よいコミュニケーションツールにもなりますし、かえって自分の誇大妄想を拡大させ、コミュニケーションを阻害するツールにもなります。
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『ふしぎとうまくいく交渉力のヒント』交渉力を身につければ人生もうまく行く
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