著者は、「宇宙」の神秘を探るよりも、「意識」こそが人智の限りを尽くしてでも取り組むべき課題としています。 かつて、人工知能学者の三宅陽一郎氏が、「我々人類は『人工知能』を語る以前に『知能』を知らない」と言いました。言い換えると「私」という「意識」はいったいどこにあるのか?という命題です。それが本書の深淵なるテーマです。 ...
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「マインドフルネス」考察その3:シンギュラリティと保留および「選択理論」
マインドフルネスとは都会の喧騒から離れて自然へ回帰することではないかと考察しました。このことについて、もう少し深く考察したいと思います。「言葉」「文字」「インターネット」と脳の関係、マインドフルネスの関係について説明します。 ...
【書評】『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』その8(シンギュラリティ)
インターネット上のデバイス(パソコン、携帯電話、スマートフォン、センサーその他)は、すでに150億(10の10乗)を超えたとのことです。 5年後、10年後には一体、何倍に膨れ上がっているのでしょう?この様相を、著者のケヴィン・ケリー氏は「始まっていく」ものとして、BEGINNINGと名づけています。 この人間の脳を超えた臨界点を「シンギュラリティ」と呼びます。 ...
【書評】『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』その7(問うこと)
Googleが、インターネットが、人工知能が答えられないような質問は何でしょうか?その問いは、禅問答に近づいていくと感じるのは気のせいでしょうか?スティーブ・ジョブズは敬虔な禅仏教信者で、よく坐禅をしていました。 ...