昨年より横山光輝版『三国志』を読み進めていますが、登場人物が数多く登場し、また主人公劉備が諸国遍歴をしており、様々な地名が出てくるものの現在の地名と異なることもあり、全体を俯瞰できるのによさそうと思い、本書を取りました。 ...
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【書評】『三国志』横山光輝(著)第31~35巻
曹操が西涼を平定、劉備が蜀の張松・法正・孟達らの招きで蜀を取る。西涼の馬超も劉備に降る。ここに曹操の魏、孫権の呉、劉備の蜀の三国が成立する。 ...
【書評】『李登輝より日本へ 贈る言葉』
今年の7月30日、台湾民主化の父・李登輝氏が逝去されました。享年97歳。あらためてお悔やみ申し上げます。2014年、91歳に上梓した本書は李登輝氏から日本の遺言メッセージとなります。 ...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第16~20巻
第16~20巻では、袁術の死後199年から官渡の戦い前哨戦の白馬の戦いを経て、劉備と劉表の同盟、軍師単福を得るまでを描く。袁術・袁紹を排し、北方の曹操、江東の孫権、荊州の劉表・劉備という3つの勢力が形成されつつある。また、曹操の軍門に下った関羽の人間性の高さにスポットライトが当たる。 ...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第6~15巻
ここまで振り返ってみて、多くの奸雄たちが入り乱れるが、献帝を仰ぐ曹操が一歩抜き出し、曹操が劉備を警戒しているという構図になりつつある。しかし、曹操台頭の道のりは決して平たんではなく、意外にも多くの敗北を喫している。その敗北を乗り越えて曹操はいっそう強くなっていく。 ...
【書評】『三国志』横山光輝(著)第1~5巻
羨望の的であった横山光輝版『三国志』をついに読み始めました。文庫版(縮尺版)は30巻ですが、コミックス版は60巻あります。 ...
国別の「国内総R&D支出」を調べてみた。
UNESCOが発表している国別の国内総R&D支出(Gross Domestic Expenditure in R&D)を元に、以下の主要7ヶ国の1996年から2015年までの経年変化をグラフにしてみました。2015年の支出額順です。購買力平価での比較です。 ...
【書評】『中国の論理』 なぜ中国は身勝手な振る舞いをするのか?
なぜ、中国は傍若無人な身勝手な振る舞いをするのだろうか? ほとんどの日本人が疑問に感じていることではないでしょうか?そして、本書の狙いは、その疑問に対して答えることです。焦点にあてるのは、現代の中国ではなく、中国の歴史、特に社会史・思想史です。 ...
【書評】『鄭和の南海大遠征―永楽帝の世界秩序再編』
現在の日本の安全保障上の課題といえば、中国です。南シナ海の環礁での基地建設、東シナ海での油田開発、そして尖閣諸島を狙う挑発行為。一体なぜ、中国は海洋覇権を目指そうとしているのでしょうか?日本列島、台湾によって、太平洋の航路が塞がれているので、太平洋へ出るための策だとする説、エネルギー安全保障説などいろいろあるけれど、かつて、明の時代に中国も海洋覇権を手に入れようとしていた時期を思い出し、その立役者である「鄭和」について調べてみようと思ったのが、本書を読もうと思ったきっかけです。 ...
『金瓶梅』などの中国四大奇書の世界観(読まない書評)
『金瓶梅』とは、中国四大奇書のうちの一つです。他の3つのほうは有名で、多分一番知られていないのが『金瓶梅』ではないでしょうか? 『水滸伝』が英雄伝説なのに対し、『金瓶梅』は、性豪物語です。男の主人公・西門慶は6人の奥さんを持ち、さらに他にも愛人や浮気相手のいる成金男。女主人公が潘金蓮といい、とてつもない淫乱売女。 ...
【書評】『孟子 不安と混迷の時代だからこそ』
古典を読むには、直接読むよりも、現代語の解説本を読んだほうが分かりやすいと思います。中国古典、特に『論語』・『孟子』・『大学』・『中庸』などの儒教の四書と、明の時代に成立した陽明学については、故安岡正篤氏(1898年-1983年)が第一人者であろうと思います。 ...
香港人と台湾を語る
日系企業で働いていて、 台湾の仕事をしている香港人と、 「台湾っていいよね 台湾人って日本人みたい」 "I love Taiwan, because Taiwan people are like Japanese people." という話をしたところ、 爆笑されて、意気投合してしまいました。 ...
オバマ大統領広島訪問、そして世界平和に対する日本の主導的立場について
オバマ大統領が広島を訪問しました。 一つの象徴的な出来事と言えます。 次にすべきことはなんでしょうか? こうなればいいなと想像してみました。 ...
またまたFacebookアカウント乗っ取り、レイバン詐欺~そろそろFacebookを止めようか。
困ったものですが、またまたFacebookのレイバン詐欺が流行中です。 詐欺サイトの画像・URL・魚拓を貼っておきます。 ...
【書評】『生きるための選択』~選択すること・自由であること・勉強することの大切さを教えてくれる。
13歳で北朝鮮を脱北した少女パク・ヨンミさん。1993年生まれで2007年に脱北して中国へ行き、2009年にモンゴル経由で韓国に亡命しました。2014年、アイルランドでのワン・ヤング・ワールド・サミットへの参加をきっかけに、自分の負の生涯を書き表すことを決心し、本書に結実しました。 本書は、脱北の現実、大変さを表しているだけではありません。自由であること・勉強することの大切さを教えてくれます。中高生の課題図書としてお薦めです。 ...
【書評】『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』~エネルギー戦略がなければ国を危うくする
海軍はバカか? 本書を読んだ率直な感想です。 この手の本を読むと、実に腹立たしくて仕方ありません。 陸軍首脳がバカで無能だということは分かっていました。 海軍は陸軍と比して、優秀だと思っていました。 しかし、その理解は間違っていました。 海軍首脳もまたバカで無能でした。 この本は、安易に反原発を唱える方、安全保障関連法に反対を唱える方に一読をお薦めしたい。骨太のエネルギー戦略がなければ、国を危うくすることを理解するために。 ...
【書評】『誰も書かない中国進出企業の非情なる現実』~中国ビジネス入門
中国でビジネスをしようとする日本人は読んでおいたほうがよいかもしれません。 違いなく、中国ビジネスの暗部に迫った本です。目次を見ての通り、全日空、王子製紙、森ビル、伊藤忠商事、そしてトヨタ自動車と、日本を代表する名だたる大企業が中国でしでかした大失敗をえぐり出しています。 中国は、法治社会ではなく人治社会と言われます。同族経営、たかり、恐喝、賄賂、裏切り、粛清など。2000年以上前に繰り広げられたこうした人の営みが、まるまる今日でも行われているのが中国といったところでしょうか。 ...
朝活読書サロン(3月10日)~成功哲学・税務署・どんでん返し・ロシア文学・教育・ネコ・中国・人工知能
今回の参加者は、美女4名+男性3名。女性比率が高いのが、この読書会の特徴です。家を出るのを少しグズグズしてしまったため、10分ほど遅刻して参加しました。 ...