「人工知能」は、今やビジネスパーソンの教養のひとつです。というのは半分本当で半分ウソだと思っています。ぜひ、この手のイベントは行ってみて、肌感覚を感じてほしいのですが、一方で、踊らされないことも肝要です。 ...
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【書評】『テアイテトス (岩波文庫)』~知識とは何か?
人工知能の一分野である自然言語技術に対する洞察を深めようと、「オントロジー(存在論)」についてWikipediaで調べていたら、「存在論」から「認識論」、そして本書『テアイテトス』へに至る。本書の副題には「知識とは何か?」とある。
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慶應義塾大学日吉キャンパスの銀杏並木(11月25日)
11月25日(土)は、慶應義塾大学矢上キャンパス(理工学部)で開催された人工知能学会合同研究会に参加しました。複数の分科会から成り立ち、お目当ては、「セマンティックウェブとオントロジー研究会」です。 ...
【書評】『エクサスケールの少女』
さかき漣さん初の単著となる本作品。人工知能を扱ったミステリー小説です。さかき漣さんとは「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む #2でお会いしました。
ミステリー小説ものは、書評が書きづらいのですが、ネタバレしない程度におおまかなあらすじと考察をしてみたいと思います。 ...
「『人工』知能と知能を考えるための61冊」を読む #2 〜華麗なる人工知能 篇〜参加速報
表題イベントに参加してきました!
かなりハイレベルな人工知能談義でした。
深夜半につき、寝落ちる前に、速報版をお届けします。
後日あらためて、いくつかの記事に分割して、
書評/ブログ記事を書いてみたいと思います。
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【書評】『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』その8(シンギュラリティ)
インターネット上のデバイス(パソコン、携帯電話、スマートフォン、センサーその他)は、すでに150億(10の10乗)を超えたとのことです。
5年後、10年後には一体、何倍に膨れ上がっているのでしょう?この様相を、著者のケヴィン・ケリー氏は「始まっていく」ものとして、BEGINNINGと名づけています。
この人間の脳を超えた臨界点を「シンギュラリティ」と呼びます。
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【書評】『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』その7(問うこと)
Googleが、インターネットが、人工知能が答えられないような質問は何でしょうか?その問いは、禅問答に近づいていくと感じるのは気のせいでしょうか?スティーブ・ジョブズは敬虔な禅仏教信者で、よく坐禅をしていました。 ...
【書評】『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』その1(不可避・人工知能)
著者のケヴィン・ケリー氏といえば、WIRED誌の創刊者であり編集長を務めた方。インターネットの黎明期からインターネットと関わり、見守ってきた方。まだ3章まで読み終わった段階ですが、テクノロジーのもたらす未来への洞察力は、感嘆します。
この本は何について書かれているか、冒頭の言葉に表れています。
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【書評】『はじめての人工知能 Excelで体験しながら学ぶAI』~教養としての人工知能
IT業界において、今や人口知能は教養の一つです。
人工知能の入門書を探していて見つけたのが本書です。
アルゴリズムを網羅的に扱い、しかもExcelの例題付きです。
人口知能を、広く浅く理解したい方に、絶対お薦めです。 ...
【書評】『ロボット (岩波文庫)』~IoTや人工知能に興味のある人にお薦め
本書はロボットの原点、というより、そもそも「ロボット」という言葉は、本書の著者カレル・チャペック(あるいは彼の兄)によって発明されました。
本書では、テクノロジーについてはほとんど触れられていません。一応少しは書かれていますが、今日から見ると無意味です。それよりも、テクノロジーがもたらす社会の変容に焦点を合わせています。 ...
【朝活読書サロン】谷崎潤一郎・ロボット・世界史(3月24日)
今回は、女性3名+男性3名の参加。
Facebook経由で、参加したいと連絡いただいたレイさんをお誘いしました。
にもかかわらず、うっかり、朝8時から会議を設定してしまいました。会議の主催者につき、欠席・遅刻するわけにもいかず。トホホ。ということで、7時過ぎに到着し、7時25分には離席いたしました。本を紹介しただけで、紹介は受けていません。 ...
【書評】『ブレークポイント ウェブは過成長により内部崩壊する』~人工知能に関する考察
冒頭の絵は、本書を読んで私が描いたものだけど、何の対比か分かるでしょうか?
左は構成要素を表し、右はネットワークを表します。
さらには、構成要素側には「知性」はないのにも関わらず、ネットワークは知性があるように振る舞います。「自己組織化」あるいは「創発」と呼ばれる現象です。 ...
朝活読書サロン(3月10日)~成功哲学・税務署・どんでん返し・ロシア文学・教育・ネコ・中国・人工知能
今回の参加者は、美女4名+男性3名。女性比率が高いのが、この読書会の特徴です。家を出るのを少しグズグズしてしまったため、10分ほど遅刻して参加しました。
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【書評(続)】『ロボットは東大に入れるか』についての考察。生き残らない書店・料理店と生き残る書店・料理店
先日読了した『ロボットは東大に入れるか』の命題は、人工知能によって奪われる職業は何かを明らかにすることでした。もっとも、「人工知能」という言葉はバズワードです。「人工知能」の部分を「インターネット」や「コンピュータ」に置き換えても、ほぼ同じ問題提起ができるでしょう。
知識量で勝負するような仕事は、今後、ますますコンピュータ・インターネットに置き換わっていくと予想できます。 ...
【書評】『ロボットは東大に入れるか』~意外な試験結果
結論から先に書いてしまうと、ロボットは東大に入れません。ただし、条件つきです。「まだ今は」。
「まだ今は」ということは、いづれ、東大の試験問題を、合格できる程度に解ける時が来るでしょうし、本書で実験しているレベルでも、偏差値45ぐらいの大学であれば、合格できてしまいそうです。
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【書評】『自己組織化とは何か 第2版』④~人工知能・人工生命・生体パーツ
『自己組織化とは何か 第2版』についての四本目の記事です。脳もまた自己組織化の造形のなせる技です。脳が自己組織化のメカニズムがわかれば、人工知能が作れるはず。しかし・・・ ...