飛騨といえば、高山も古川も下呂も、古い街並みやその街並みを構成する古民家が魅力的です。しかし、本書の唱える「クールな田舎」は、古い町並みや古民家に留まりません。「クールな田舎」の核心部分は、「水田」です。水田を巡るサイクリングツアーを含む飛騨古川の「SATOYAMA EXPERIENCE」は、トリップアドバイザーで93%の人が5段階評価の5をつけています。 ...
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【書評】『 JR北海道の危機 日本からローカル線が消える日』
本書を読んで、JR北海道の危機は想像していたより根が深いことが分かりました。本書を読むまで、独立採算が当たり前、自治体が負担をしないのならJR北海道は不採算路線を廃止すべきだと考えていたのですが、本書の提言も踏まえて考えると、上下分離し、線路の建設・保守は国と道が支えるべきという意見に傾いてきました。 ...
第3回 ZESDA 交流会~プロデューサーシップで切り拓け!~
本日、ひさしぶりにZESDAのイベントに参加しました。ZESDAのイベントに参加するのは昨年12月以来、日本経済大学でのイベントに参加するのは2年半ぶりです。 ...
EGMフォーラム関連2件(9月8日)
今日は朝と夜それぞれの会合。 *早朝 7:00amに新宿のスターバックス新宿サザンテラス店へ。 バスタ新宿が出来てから初めて新宿新南口の改札を下りました。 EGMフォーラムメンバーのOさんと、 教育に関するフューチャーセッションを企画中。 まだ少し柔らかい状態につき、練 ...
第2回プロデューサーシップ論講座メモ(12月21日)
ZESDA代表理事の桜庭さんに誘われ、表題イベントに参加してきました。受講メモです。 なお、プロデューサーシップ論講座は、今後、2か月毎に3年間継続予定です。 ...
【書評】『生涯現役社会のつくり方』~お年寄りの「個」に焦点を当てる
上勝町のお年寄りは、大変イキイキしています。なぜなら、毎朝起きると、やらないといけないことがあるからです。 老人福祉というと、病院、デイサービスセンター、老人ホームなど。これらは箱もの行政で、お年寄りを一ヵ所に集める施策です。一ヵ所に集めることによって効率アップを狙っているのでしょうが、ある意味、お年寄りの個性を奪うことにもなりかねません。 上勝町では、集合体としてのお年寄りではなく、お年寄り一人ひとりの「個」に焦点を当てています。 ...
上田電鉄・別所温泉(8月15日)
上田市には上田電鉄という私鉄が走っています。てっちゃんとしては乗らねば。距離にして11㎞ちょっと、片道27分の旅です。終点の別所温泉は、もう少し山奥かと思っていたのですが、電車はずっと平坦な平野を走っていきます。別所温泉駅からやや山っぽくなります。 ...
【書評】『ニッポン 鉄道の旅68選』~乗り鉄大国日本と新幹線の功罪
鉄道関連の新刊新書は、てっちゃんとしては必読書です。てっちゃんには主に、「乗り鉄派」と「撮り鉄派」があります。私は「乗り鉄派」です。本書は、「乗り鉄派」のための書です。 ...
杉原千畝記念館を核とした岐阜県八百津町の外国人観光客誘致策についてのメモ
杉原千畝記念館に訪問した際、町興しに勤しむ姉にあれやこれや助言したけれども、整理した上でメモを残しておきます。かなり粗削りなアイデアですので、そのまま使うことはできないと思いますが、議論のたたき台・素材・きっかけにはなるかと思います。 ...
【書評】『「おもてなし」依存が会社をダメにする』(その1)~個別原価管理のススメ
著者の経歴からも、本書のタイトルからも、本書は観光業向けに書かれた経営書ですが、本書の処方箋は観光業のみならず、サービス業(財を生産する以外のすべての業態)全般に言えることです。我ながら耳の痛いところもあります。本書の掲げるポイントは以下の四点に集約されているのではないでしょうか? 1.管理会計を導入し、個別原価管理を実施する。 2.「サービス業」ではなく「情報産業」ととらえる。 3.「サービス品質」の製造原価管理・品質管理を行う。 4.顧客から選ばれるためのブランド戦略を立案・実行する。 ...
【書評】『財政破綻に備える 今なすべきこと』つまり食料危機とエネルギー危機が来るということ
昨年あたりから、日本の財政破綻はもはや避けられない所与だとする論ずる本が増えてきました。 民主党衆議院議員・古川元久氏の本書も、その一つです。 財政破綻に至るメカニズムが非常に分かりやすく書かれています。その点、今まで読んだ本よりも高評価です。一方、処方箋のほうについては、このレベル(食料とエネルギーの地産地消)しかないのか?というのがやや残念でしたが、このレベルしかないというのが、恐らく限界のような気もしますので、処方箋にやや物足りないと思いつつも、★★★★★を贈ります。 ...
【書評】『地方消滅 創生戦略篇』~「強きを助け、弱きを退かせる」
一昨年、地方経済・地方社会の在り方を論じた二冊の本、増田寛也氏の『地方消滅』と冨山和彦氏の『なぜローカル経済から日本は甦るのか』。この二人が出会って生まれたのが本書です。ボリュームが少なく、わりとさくっと読めました。 ...
政策分析ネットワーク『地方創生×DMO(観光経営)』
ひさしぶりに、政策分析ネットワークに参加しました。 定員200名のところ、300名! 人の多さに酸欠になりそうです。。。。 ...
【書評】『空き家問題』人口減少が目に見えて現れる
戸建・マンションを問わずマイホームを所有の方、購入検討中の方は、読んだほうがよいかもしれません。 『空き家問題』を読んではっきり分かったことは、人口減少とはすなわち「空き家の増加」という形で目に見えて現れます。 地方のみならず、首都圏私鉄沿線で40年前に分譲された戸建住宅が既に売れない状況が発生しています。 本書では、空き家問題に対する処方箋として、直接的に空き家問題を解決するアプローチと、日本の骨組みを変えるアプローチの二つを挙げています。 ...
橋下氏の策略に嵌った維新の党代表・執行部を名乗る人たち
仕事に忙殺されてほぼ24時間ニュースを遮断していましたら、なにやら政治の世界で動きがありました。維新の党の分党協議が決裂、大阪系議員は臨時党大会の開催を狙い、一方で執行部は大阪系議員を除名処分にしました。しかし、橋下徹氏は、党代表も執行部も党大会を経て選出されていないので無効としています。 ...
【書評】『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』~「おもてなし」に囚われすぎていないだろうか?
この本を読んでから、あらためてJRの駅の券売機で、外国人がまごついているのが気になりました。JRの券売機は、かつてのガラパゴス携帯のように複雑怪奇です。単に翻訳をする、クレジットカード対応にするということではなく、スマート化・シンプル化が必要ではないでしょうか? ...
「ふるさと納税で日本を元気に!」は本当はならないのだけれども・・・
「ふるさと納税」って、よくわかっていなかったのですが、その仕組みがわかりました。書いて気づいたのですが、「病は気から」と言います。総務省官僚の狙いは・・・ ...
【書評】『地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減』
みんなが読んでいる本は自分で読んでもあまり意味がないと思い、敬遠していたのですが、にわかにこの本に興味が沸いてきました。 ...
【書評】『体制維新――大阪都』~3年前に書いた書評
一昨日、住民投票で大阪都構想が否決されました。その時々の話題の政治家の本を読むようにしていますが、本書も出版された当時に読みました。読了時に殴り書きをした読書メモがありますが、今読み返しても、その時の感想とさほど変わりません。そのまま全文引用します。 ...