音の生徒であり、裕一がハーモニカをプレゼントし、娘の華ちゃんが恋してた弘哉くんが戦死した。少年兵が散った昭和20年の夏。少年を死に追いやったと自責の念に苛まれる裕一。 ...
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恩師の死~朝ドラ『エール』より
朝ドラ『エール』にて、水曜(10月14日)の放送、小山裕一の恩師、藤堂が戦死した。裕一が音楽の道を志すきっかけを作ってくれた藤堂。その藤堂から妻への手紙を託される。木曜(10月15日)の放送、裕一は帰国し、藤堂の妻の下へ手紙を届ける。藤堂の手紙の内容が明かされる。言葉が出ない裕一。言葉では表せない、というのはこのことか。 ...
【書評】『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』ケント・ギルバート(著)
読了して、WGIPについてはそれほど検証的な記述があるわけではない点は物足りなく感じましたが、一方で、新しい視座を得ることができました。ありがとうございます。また、なぜケント氏が日本の自虐史観やWGIPにことさら反発し、右寄りの発言を繰り返すのか、図らずもその理由が見えてきました。 ...
【書評】『古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家』
古関裕而。本名は古關勇治。名前を替えたのは、作曲家としてのペンネームだったようです。1909年生れ1989年没。明治から大正・昭和・平成まで生きたことになり、作曲家人生のすべてを昭和で過ごしたことになります。逆の言い方をすれば、昭和時代を通じた代表作曲家は古関裕而ということになります。 ...
【書評】『ルーズベルトの開戦責任』の検証~事実と回想の狭間で~
本書の証言をそのまま鵜呑みにするのではなく、本書以外にも一般的に知られている事実、参照すべき情報がある場合を客観的事実とし、参照すべき情報が未確認の場合はフィッシュの回顧・主張として切り分けました。 ...
【書評】『ルーズベルトの開戦責任』~The other side of the coin~
本書は、太平洋戦争をしかけた張本人はフランクリン・ルーズベルト(FDR)だとし、徹底的に糾弾しています。アメリカ人側の証言を得たり!ということで本書読書の目標は一応の達成をみるものの、本書を手離しでは評価できません。 ...
【書評】『太平洋戦争の新常識』~自虐史観にも皇国史観にも囚われない日本の近現代史観の再構築に向けて~
「あの戦争はいったい何だったのか?」(本書内容紹介より) 8月は戦争の季節です。8月になると毎年欠かさず太平洋戦争ものを読むことにしています。 ...
【書評】『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』
歴史を学ぶ時、我々はその結末を知っています。しかし、歴史上のその時々の人々は、結末が分かった上で決定し行動をしていたわけではありません。 ...
このまま戦争になるのか?それとも回避できるのか?
三日前、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射をした。アメリカのレッドラインを越えたかもしれないとの報道がある。このまま戦争になるのだろうか。北朝鮮を懐柔・説得して危機を回避すべきという意見と、いよいよ戦争かという意見と錯綜しているように思う。 第二次世界大戦の推移から、現在の極東アジアの今後を占ってみようと思う。 ...
【書評】『この世界の片隅に』心に染み入る名作
正月に観た映画【映画】『この世界の片隅に』。 その原作マンガ3巻セットを読了しました。 映画は、絵のタッチもストーリーもほぼ原作通りです。 ...
【映画】『この世界の片隅に』
戦前の暮し、戦争への足跡、戦時下の配給生活、もんぺ、兄の戦死、空襲、防空壕、義理の姪の死、負傷、原爆炸裂、敗戦、原爆被害、そして孤児。戦時下の銃後の暮し、戦時下の空襲被害の在り様がよく描かれていました。 ...
今日の雑感(12月8日)
今日という一日は長かった。 早朝、朝活読書サロンに参加。 本業では、一年の締めとなる仕事。 夜は、営業組織強化プログラムの打上。 12月8日といえば、75年前、日本軍が真珠湾を攻撃し 大東亜戦争(太平洋戦争)の開戦となった日。 ...
【書評】『暮しの手帖」とわたし』大橋鎭子自伝
2016年4~9月のNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。その主人公のモデルとなったのが、暮しの手帖社創業社長で本書の著者である大橋鎭子さん(ドラマでは小橋常子)です。 1920年生まれ、25歳の時に終戦を向かえ、鎭子さんが出版業を志した時に、巡り合ったのが花森安治(ドラマでは花山伊佐次)です。昔のことなので、一字一句覚えているわけではないのでしょうが、花森氏は次のように述べていたらしいです。 ...
【書評】『六千人の命のビザ』自伝には真実がある
杉原千畝氏。ロシアとドイツの間の小国リトアニアで、外務省が許可しなかった日本通過ビザを無断発給して6000人のユダヤ人を助けた外交官。8月に杉原千畝記念館に立ち寄ったこともあり、本書を読みました。 ...
【書評】『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(1)著者は在日50年の知日派
著書のことを知らなかった。Wikipediaによると、1938年イギリス生まれで、東京オリンピックのあった1964年に来日し、英フィナンシャル・タイムズ、米タイムズ、米ニューヨーク・タイムズの東京支局長を務める。日本に駐在する外国人ジャーナリストとしては、最古参だ。 ...
【書評】『昭和の戦争 日記で読む戦前日本』~当時の日記から戦争原因が見えてくる。
この季節になると、戦争モノが読みたくなります。太平洋戦争について、日本全体として、総括が足りなかったと考えています。常に歴史の検証は必要です。 本ブログ記事の要約 ・「日記」は生き証人 ・当時の「日記」は残されていて読むことができる ・当時の日記から分かったこと ・戦前昭和の政治劣化が戦争をもたらした。 ・大東亜共栄圏樹立のために戦争をしたというのはウソ ・現代的意義 ...
【書評】『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』~エネルギー戦略がなければ国を危うくする
海軍はバカか? 本書を読んだ率直な感想です。 この手の本を読むと、実に腹立たしくて仕方ありません。 陸軍首脳がバカで無能だということは分かっていました。 海軍は陸軍と比して、優秀だと思っていました。 しかし、その理解は間違っていました。 海軍首脳もまたバカで無能でした。 この本は、安易に反原発を唱える方、安全保障関連法に反対を唱える方に一読をお薦めしたい。骨太のエネルギー戦略がなければ、国を危うくすることを理解するために。 ...
「慰安婦問題」についてのメモ~「慰安婦問題」は「韓国の国内問題」に戻った。
本日、「慰安婦問題」について日韓の間で「最終的かつ不可逆的解決」に合意したと発表がありました。過去、本ブログでも「慰安婦問題」を何回か取り上げてきたこともあり、今日のことも触れておこうと思います。 ...
【書評】『 アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相』
読書の目的は、それまでに知らなかったことを知ることにあります。日本国憲法をGHQが草案したというのは知っている事実ですので、そこの部分は特に驚きません。本書を読んで、知ったことを列挙します。 ...