一昨日(12月21日)から『永遠の0』の映画が公開されましたね。読書記録をつけだしてから泣けた本というのは全部で7冊ありますが、その一冊が『永遠の0』です。この本はいろんな読み方、いろんなテーマを複合的に与えてくれるのではないかと思います。強いていえば、以下の3つではないかと思います。 ・家族愛 ・反戦 ・組織論 ...
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【書評】『徳富蘇峰―日本ナショナリズムの軌跡』~時代の空気に流されないためには?
>> 徳富蘇峰―日本ナショナリズムの軌跡 (中公新書)米原 謙中央公論新社 ( 2003-08 )ISBN: 9784121017116なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)で詳細を見る *徳富蘇峰、太平洋戦争を理解する上で欠くべからざる人物 『八重の桜』にも熊本バンドの一員として登場する徳富猪一 ...
[読書]『転落の歴史に何を見るか』齋藤健(著)
>> 増補 転落の歴史に何を見るか (ちくま文庫)齋藤 健筑摩書房 ( 2011-04-08 )ISBN: 9784480428264なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)で詳細を見る *日露戦争から太平洋戦争への転落の道 日露戦争で輝かしい頂点に立った日本が、なぜ一五年戦争・太平洋戦争への転落の道を ...
【書評】『ハウス・オブ・ヤマナカ』~美術史であり生々しい日米関係史
書評を読み比べるべく、トラックバックさせていただきます。 常々、我々は現在からの認識でもって歴史を見てしまい、誤った歴史解釈をしがちである。本書は、日本の美術史に光を当てただけでなく、戦前の日米関係の悪化の過程を、アメリカに残された日本企業の立場から、生々しくもリアルに描くことに成功した。以下、(1)美術史、(2)日米関係史という側面で本書の書評に試みる。 ...