「人生を詰んだ元アイドル」ということで以前話題になっており、気になりましたので読んでみました。著者は元SDN48の亜希子さん。 ...
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【書評】『孤独の意味も、女であることの味わいも』~三浦瑠璃さんの勇気にエールを~
自分の内面をさらけ出すことには勇気が必要です。自分の心の中の傷を癒すだけでなく、無数の同じ体験をした女性たちの癒しにもなることを念じて、四半世紀もの間自分の心の中に閉ざしていた心の傷をさらけ出した三浦瑠璃さんの勇気と決心にエールを送ります。 ...
【書評】『戦争は女の顔をしていない』
2015年のノーベル賞文学賞のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチさんの代表作品です。第二次世界大戦の東部戦線(独ソ戦)でのソ連側の女性兵士たち500人へのインタビューで構成されています。第二次世界大戦は日本も当事者でした。しかしこの本には日本人に知られざる二つの戦争の側面を炙り出します。一つは、東部戦線(独ソ戦)が史上最大の白兵戦であったこと。もう一つは、その白兵戦に女性が参加していたということです。本書は日本人の戦争観を覆しました。 ...
【書評】牧瀬里穂さんの『ふつうはとくべつ』
年明け早々、NHK連続テレビ小説「まんぷく」を見ていたら、牧瀬里穂が出演しているではありませんか。おそらく約20年ぶりぐらいにご尊顔を拝しました。47歳になった里穂さんのあどけない美しさに悶えてしまいました。 ...
【映画】『イヴの総て』(1950年アカデミー作品賞受賞作品)
毎年、正月の休みの間に映画を観に行くのですが、2019年は観たい映画が見当たらず、DVDでも借りてこようかと思ったのですが、番組予定を見ると、東京MXテレビでアカデミー賞特集があるのを知り、本作品ともう一作品(『巴里のアメリカ人』)を録画しました。 ...
【書評】『美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美』その1~美少女の基準~
美術史でありながら、その背景にある大局的な歴史の流れに沿った説明がなされており、歴史の変遷を美術の観点から見直すことができそうです。具体的に言えば、多神教時代のギリシャ・ローマ時代からキリスト教への転換、キリスト教下のルネサンスの到来が意味するところ(多神教の受入れ)、宗教改革の影響など、計らずも新しい視点を得ることができました。 ...
【世界の文学を読む】#6『マノン・レスコー』
舞台は18世紀前半のフランス。フランスの貴族文化が最も煌びやかだった時代でしょうか。青年貴公子デ・グリューが美少女マノン・レスコーにハートを射抜かれます。 ...
【書評】『〈女帝〉の日本史』(2)女性が権力を持つとろくなことがない
『女系図でみる驚きの日本史』の書評で、徳川家康は豊臣家内部崩壊の原因を淀殿と見ていたのではないか?と推論しましたが、図らずも本書でそのことが書かれていました。 ...
【書評】『〈女帝〉の日本史』(1)女帝の時代と摂関政治
とかく男性中心に語られる日本史。昨年、『女系図でみる驚きの日本史』と本書と、相次いで女性の歴史がハイライトされました。男女平等の社会をつくっていくには、どのように男性中心の社会が出来上がったのか、紐解くことが必要なのでしょう。 ...
【書評】『ココ・シャネル 女を磨く言葉』
女性が社会で活躍しようとする際、ロールモデルがないことが課題とよく言われます。仕事面ではもうそんなことはないと思うのですけど、難しいのは恋と仕事のバランスでしょうか。現在のキャリア女性はどちらかというと、キャリアに邁進するあまり恋愛が置き去りになっているように見受けられます。その点、ココ・シャネルは、仕事と恋のバランスがうまく取れていました。本書の目次にある「恋は仕事の原動力であり、仕事は恋の栄養剤である」というのは、言い得て妙です。 ...
【書評】『女系図でみる驚きの日本史』(3)大奥の秘密と現代への影響
結果的に、江戸時代に武家を中心に男系・男子相続の確立していきます。そして、明治維新後も紆余曲折を経て、江戸時代の男系確立が現在も男女格差に影を落としている、と言うのは言い過ぎでしょうか? ...
【書評】『女系図でみる驚きの日本史』(1)オンナにより出世が決まった。
本書のタイトルになっている女系図。祖父・父・息子と連なる一般的な家系図を男系図と呼ぶのなら、祖母・母・娘と連なる家系図を女系図と呼ぶことにします。しかし、日本史において女系図というものは存在せず、本書の著者・大塚ひかりさんが古典を丹念に読み解き、系図を作ったとのこと。なんとマニアックなことでしょうか。 ...
【書評】『美貌のひと』~絵画の中の美しい人は一体誰なのか
絵画の中の美しい人は一体誰なのか、24人の美女・美男(一部醜女を含む)について解説。大変気になりましたのは、女性陣では、ココ・シャネル他、男性陣では、バイロン他・・・ ...
【書評】『日経ウーマン 2018年8月号』男性でも十分読める
存在は知っているものの、中味を熟読することはなかった女性誌。しかし、メイクとファッションの記事を除けば、男性にも十分有効活用できる内容です。 ...
【書評】『働く女の腹の底 多様化する生き方・考え方』
同僚の女性がその女性自身のことを「OL」と呼ぶことに違和感を感じていたのですが、本書によると「“OL”とい言葉は時代に合っていないと思う」と回答した人が68.2%にも及ぶとのことで、みなさん、おなじことを考えているんだなぁと感じます。 ...
【書評】『女流阿房列車』
女流阿房列車に果敢に(?)挑戦したのは、『負け犬の遠吠え』の著者酒井順子女史。酒井さんは女子鉄(鉄道オタクの女性)だったんですね。しかし、本書は対談を含めて12の旅が記されていますが、彼女は一つとして旅程を組んではいません。旅程を組んだのは・・・ ...
【朝活読書サロン】第105回(2018年3月19日)~女性論
第105回となります朝活読書サロン。今回は女性5名男性3名の参加となりました。また、「女性」に関する本が多かったので、副題に「女性論」とつけさせていただきました。 ...
【書評】『Re Start ~どんな時も自分を信じて~』
癌という恐怖、そして、手術が成功したとしても子どもが生まれなくなるという事実。その苦しみは計り知れません。しかし、彼女はそれを乗り越えました。 本書には、彼女の闘病中の写真が散りばめられています。闘病中にもかかわらず、笑顔を絶やしません。 ...