アメリカ海軍大将であり、最後はNATO欧州連合軍最高司令官を務めた著者・ジェイムズ・スタヴリディス氏が、世界の七つの海、3つの大洋と4つの内海の地政学観点の歴史を氏の経験も交えて振り返り、挑戦的な国々への対処といった現在の課題も含め、アメリカ海軍への提言を行います。 ...
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【映画】『この世界の片隅に』
戦前の暮し、戦争への足跡、戦時下の配給生活、もんぺ、兄の戦死、空襲、防空壕、義理の姪の死、負傷、原爆炸裂、敗戦、原爆被害、そして孤児。戦時下の銃後の暮し、戦時下の空襲被害の在り様がよく描かれていました。 ...
【書評】『六千人の命のビザ』自伝には真実がある
杉原千畝氏。ロシアとドイツの間の小国リトアニアで、外務省が許可しなかった日本通過ビザを無断発給して6000人のユダヤ人を助けた外交官。8月に杉原千畝記念館に立ち寄ったこともあり、本書を読みました。 ...
オバマ大統領広島訪問、そして世界平和に対する日本の主導的立場について
オバマ大統領が広島を訪問しました。 一つの象徴的な出来事と言えます。 次にすべきことはなんでしょうか? こうなればいいなと想像してみました。 ...
【書評】『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか』反戦は平和ではない件
安全保障関連法案が参議院で審議予定のさなか、まことに時節に合った本です。安倍総理が、安全保障関連法案は日本の平和維持に必要不可欠だと訴えても、伝わらないのもやむなしと思いました。 なぜ、伝わらないか? それは、戦争には共通のイメージがあるのに、平和には共通のイメージがない、そう著者は説きます。 ...
戦後70年談話を観た。恩讐を超えた善意と支援への感謝の表意。
戦後70年談話について、朝日新聞デジタルに、動画全編および全文がありましたので、観ました。リンクをしておきます。 ...
【書評】『創価学会と平和主義 (朝日新書)』~創価学会のことが少しだけ分かった。
最近は、イスラム教やらキリスト教やら宗教関連の本をよく読んでいます。日本人のマジョリティがおそらくそうであるように、私自身、宗教に無関心でした 昨年来のイスラム関連の事件で、「イスラム教知っとかなきゃまずいんとちゃう?」と気づき、イスラム教関連の本を読み漁り、イスラムが見えてくると、同じルーツを持つキリスト教にも興味がうつり、そして日本を振り返った時に、日本最大の宗教セクトである「創価学会」に関心が移ってきたところです。 ...
【書評】『沖縄の不都合な真実』~人口急増する普天間基地周辺・人口一人当たり25万円の振興予算・地主一人当たり225万円の軍用地借地料
年始以来、沖縄県知事の翁長雄志知事と安倍内閣とのすれ違いがたびたび報道されています。4月5日にようやく菅義偉官房長官との会談が実現できましたが、やはり、何が問題なのかよく分からなかったので、本書を読んでみました。また、本書に書かれていることを鵜呑みにしないためにも、いろいろ関連情報を整理してみました。 ...
【書評】『わたしはマララ』~世界じゅうのすべての子どもに教育を
2014年ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ17歳。昨年7月12日、彼女が16歳の誕生日となるその日に国連で演説。ノーベル賞候補になり、10月8日に本書英語版が出版、12月3日に日本語版が出版されました。骨太の本につき、読了するのに時間を要しました。また、知識不足等もあり、書評を書くことに対する難しさを感じます。うまくまとまりきれていませんが、ご容赦ください。 ...
【書評】『原理主義から世界の動きが見える』~イスラム原理主義なるものは存在しない
私は、「イスラム原理主義」になるもを大いに勘違いをしていました。実は、イスラム世界には、「イスラム原理主義」なるものは存在しません。西洋が嫌いな宗派を「嫌いなあいつら」という意味で「イスラム原理主義」とレッテルを貼っているに過ぎないのです。 ...