『女系図でみる驚きの日本史』の書評で、徳川家康は豊臣家内部崩壊の原因を淀殿と見ていたのではないか?と推論しましたが、図らずも本書でそのことが書かれていました。 ...
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【書評】『〈女帝〉の日本史』(1)女帝の時代と摂関政治
とかく男性中心に語られる日本史。昨年、『女系図でみる驚きの日本史』と本書と、相次いで女性の歴史がハイライトされました。男女平等の社会をつくっていくには、どのように男性中心の社会が出来上がったのか、紐解くことが必要なのでしょう。 ...
【書評】『ココ・シャネル 女を磨く言葉』
女性が社会で活躍しようとする際、ロールモデルがないことが課題とよく言われます。仕事面ではもうそんなことはないと思うのですけど、難しいのは恋と仕事のバランスでしょうか。現在のキャリア女性はどちらかというと、キャリアに邁進するあまり恋愛が置き去りになっているように見受けられます。その点、ココ・シャネルは、仕事と恋のバランスがうまく取れていました。本書の目次にある「恋は仕事の原動力であり、仕事は恋の栄養剤である」というのは、言い得て妙です。 ...
【書評】『宇宙兄弟(8) 』
場面は変わってヒビトのいる月面。同僚ダミアンと行方不明になった無人探査バギーのギブソンを探し月面に出るが、崖を見落とし転落してしまう! ...
【書評】『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』
『未来の年表』の続編です。『未来の年表』では、日本の社会全体で起きることが表されていましたが、本書では副題にあるとおり、個々人に起きることが表されています。前著が出版された後に寄せられた声で大きかったのが、「私の生活はどのように変わるのか?」というもの。なので、本書では個々人に起きることにフォーカスをしています。 ...
【書評】『般若心経 (まんがで読破)』
わずか262字の最小の経典と言われる『般若心経』。
なにごとにもとらわれない生き方を説く般若心経の教えに習えば、暗記しようと思うことは誤りであることに気づきます。何度か読んでるうちに、腹に落ちて来るのでしょう。 ...
【書評】『歴史は実験できるのか』ポリネシアとアメリカ西部開拓
アメリカの西部に限らず、カナダ、オーストラリア、ロシアなどのフロンティア開拓は、ほぼ確実にブーム→バスト(崩壊)→再生という軌跡をたどったようです。 ...
『人を伸ばす力―内発と自律のすすめ』ABDより第一部
アクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)の課題図書となった『人を伸ばす力―内発と自律のすすめ』。ABDでは第1章と第Ⅰ部のみを取り上げました。 ...
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(読まない書評)
「メジャーリーグの選手のうち28%はアメリカ合衆国以外の出身の選手であるが、その出身国を見ると、ドミニカ共和国が最も多くおよそ35%である」
人工知能は読めるのに人間が誤読する、という例で挙げているのだと思うのですが、はて、人工知能は読めるんだっけ?というのが引っ掛かりました。問題箇所は「その」の指示代名詞の部分です。 ...
【書評】『東大生となった君へ 真のエリートへの道』
田坂広志氏の著書は9冊目になります。田坂氏の著書を読むのは久しぶりになります。田坂氏の思想には精通しているつもりでしたが、あらためて氏の著書を読むと、非常に心に響き、腹にこたえるものがあります。特に本書は、田坂氏ご自身の経験談が散りばめられています。 ...
【書評】『方法序説 (まんがで読破)』
『方法序説』といえば、「タイトルは知っているが読んだことのない」代表的な古典です。そもそも『方法序説』を読もうと思ったきっかけは『理科系の読書術』でした。 ...
【書評】『女系図でみる驚きの日本史』(3)大奥の秘密と現代への影響
結果的に、江戸時代に武家を中心に男系・男子相続の確立していきます。そして、明治維新後も紆余曲折を経て、江戸時代の男系確立が現在も男女格差に影を落としている、と言うのは言い過ぎでしょうか? ...
【書評】『女系図でみる驚きの日本史』(1)オンナにより出世が決まった。
本書のタイトルになっている女系図。祖父・父・息子と連なる一般的な家系図を男系図と呼ぶのなら、祖母・母・娘と連なる家系図を女系図と呼ぶことにします。しかし、日本史において女系図というものは存在せず、本書の著者・大塚ひかりさんが古典を丹念に読み解き、系図を作ったとのこと。なんとマニアックなことでしょうか。 ...
【書評】『美貌のひと』~絵画の中の美しい人は一体誰なのか
絵画の中の美しい人は一体誰なのか、24人の美女・美男(一部醜女を含む)について解説。大変気になりましたのは、女性陣では、ココ・シャネル他、男性陣では、バイロン他・・・ ...
【書評】『スイカのタネはなぜ散らばっているのか』
本書はスイカの本かというと、スイカはone of themで、種子植物の「タネ」の本です。元来、動くことのできない植物は、ライフサイクルの中で動くことのできる機会が二度訪れます。「花粉」と「タネ」です。 ...
【書評】『すべての仕事を3分で終わらせる――外資系リーゼントマネジャーの仕事圧縮術』
本書を一言で評すれば、「仕事圧縮術」の本です。「仕事圧縮術」という言葉は過去にもあったかもしれませんが、Google検索の上位10件は全て本書に関する記事です。世の中に、「生産性向上」の本は五万とありますが、本書では「生産性向上」という言葉を使わず、一貫して「仕事圧縮術」と呼びます。 ...
【書評】『宇宙兄弟(7) 』
少年時代から「絶対」宇宙に行くと誓っていたヒビト。この世に「絶対」はないと悟そうとするムッタに対し、「世の中には“絶対”はないかもな。でもダイジョブ。俺ん中にあるから」と切り返すヒビト。自信とはかように根拠のないものだ(#60)。 ...
【書評】『図説 一度は訪ねておきたい!日本の七宗と総本山・大本山』
日本の仏教の宗派は主なもので13宗あり、本書ではそのうちの7宗の総本山・大本山を紹介しています。13宗派について、宗派・本尊・根本経典のまとめた表がありましたので、引用します。また、総本山・大本山についても、本書とWikipediaを手掛かりに追記しました。
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