副題に「国防としての感染症」とあるとおり、感染メカニズム・症状・致死・治療・回復などを扱ったものではなく、安全保障、バイオセキュリティを扱ったものになります。情報システムの世界ではウイルス侵入防御の仕組みを「セキュリティ」と呼びますが、病原体のウイルス侵入防御も「セキュリティ」です。 ...
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朝鮮半島に平和は訪れるのか?~トランプ氏・金正恩氏の米朝首脳会談
本日、シンガポールにて、トランプ氏~金正恩氏の間の米朝首脳会談がありました。報道内容をここで触れてもしかたないので、NHKのまとめを参照するとして、私が考えていることであまり報道されていないことについて触れておきます。 ...
【書評】『海の地政学──海軍提督が語る歴史と戦略』
アメリカ海軍大将であり、最後はNATO欧州連合軍最高司令官を務めた著者・ジェイムズ・スタヴリディス氏が、世界の七つの海、3つの大洋と4つの内海の地政学観点の歴史を氏の経験も交えて振り返り、挑戦的な国々への対処といった現在の課題も含め、アメリカ海軍への提言を行います。 ...
【書評】『鄭和の南海大遠征―永楽帝の世界秩序再編』
現在の日本の安全保障上の課題といえば、中国です。南シナ海の環礁での基地建設、東シナ海での油田開発、そして尖閣諸島を狙う挑発行為。一体なぜ、中国は海洋覇権を目指そうとしているのでしょうか?日本列島、台湾によって、太平洋の航路が塞がれているので、太平洋へ出るための策だとする説、エネルギー安全保障説などいろいろあるけれど、かつて、明の時代に中国も海洋覇権を手に入れようとしていた時期を思い出し、その立役者である「鄭和」について調べてみようと思ったのが、本書を読もうと思ったきっかけです。 ...
Dr. Robert Eldridge.に会う~PIPD第28回セミナー(7月15日)
今日、官民協働ネットワークCrossoverとNPO法人ZESDA共催の「Platform for International Policy Dialogue(PIPD)」第28回セミナーに参加してきました。講演者は、沖縄問題の第一人者Dr. Robert Eldridgeです。 ...
【書評】『オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白』 エルドリッヂ氏と海兵隊に感謝を。
本書を読んだ率直な感想。 かなりやばい。 沖縄と海兵隊の置かれている状況がです。 沖縄基地問題の解決を期待して止みません。 沖縄基地問題をこじらせているのは誰か? 左翼と結託した沖縄の新聞社二社です。 ...
【朝活読書サロン】本日もお腹いっぱいです。(4月18日)
本日の朝活読書サロン。女性4名・男性3名の参加でした。 朝から濃厚な読書会でした。 本日もお腹いっぱいです。 ...
【書評】『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』~エネルギー戦略がなければ国を危うくする
海軍はバカか? 本書を読んだ率直な感想です。 この手の本を読むと、実に腹立たしくて仕方ありません。 陸軍首脳がバカで無能だということは分かっていました。 海軍は陸軍と比して、優秀だと思っていました。 しかし、その理解は間違っていました。 海軍首脳もまたバカで無能でした。 この本は、安易に反原発を唱える方、安全保障関連法に反対を唱える方に一読をお薦めしたい。骨太のエネルギー戦略がなければ、国を危うくすることを理解するために。 ...
【書評】『ヨーロッパ覇権史』(その2)日本史との接点
今回は、ポルトガルも含めた4か国の日本史との接点を見ていきます。なお、ここで述べていることは、本書の書評ではなく、私の考察です。年号は主にWikipediaの記述を参照しました。 日英同盟を廃止した日本が英米との戦争を余儀なくなされたことを考えると、日米安保は必須だと考えます。中国への抑止力だけでなく、アメリカとの戦争を避けるためにも。 ...
民進党へのお願い事項。実現可能な代替案の提示を。
正直なところ、民進党が政権代替可能な政党になる可能性は1%もないと考えています。1%未満の期待を込めてのお願いです。 ...
【書評】『高校生にも読んでほしい安全保障の授業』~安全保障について理解が深まった
7月に衆議院を通過し、9月に成立した安全保障関連法。安全保障に関して、だいぶ国民の関心・理解が進んだのではないかと思います。 本書は、ヒゲの隊長こと佐藤正久参議院議員が8月に上梓した本。まさに安全保障関連法案が検討する最中で、国民への説明が足りないのではないかという指摘があった時に出版されました。 本書を読んで、理解が深まった点が2点あります。 ...
【書評】『 アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相』
読書の目的は、それまでに知らなかったことを知ることにあります。日本国憲法をGHQが草案したというのは知っている事実ですので、そこの部分は特に驚きません。本書を読んで、知ったことを列挙します。 ...
【書評】『14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還』を通じて安全保障問題を考える
『14歳〈フォーティーン〉 満州開拓村からの帰還』の書評第二弾です。本書を題材に、少し安全保障問題について考えておこうと思います。 ...
【書評】『中華人民共和国史』類稀なる策略家毛沢東
最近の読書マイテーマの一つが「中国」です。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言われますが、安全保障上の中国の問題を語る前に、まずは「中国」を理解しておく必要があると考えています。 ...
ありとあらゆる手段を用いて民主主義を否定したナチス
ナチスがどのように政権を掌握したかを整理しました。 ナチスは、ありとあらゆる手段を用いて民主主義を換骨奪胎し、独裁体制に持ち込みました。ありとあらゆる手段を用いて安全保障関連法案の成立を阻止すると断言し、国会審議を妨害し、暴力をふっているのは、一体誰でしょうか? ...
【書評】『なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか』反戦は平和ではない件
安全保障関連法案が参議院で審議予定のさなか、まことに時節に合った本です。安倍総理が、安全保障関連法案は日本の平和維持に必要不可欠だと訴えても、伝わらないのもやむなしと思いました。 なぜ、伝わらないか? それは、戦争には共通のイメージがあるのに、平和には共通のイメージがない、そう著者は説きます。 ...
【書評】『昭和16年夏の敗戦』戦後70年目の読書~日本政府が取るべき安全保障策は自明
負けると分かっている戦争を一体誰が始めたのか?一部の政治家が悪いのか? そして、シーレーン確保の重要性を考えると、日本政府が取るべき安全保障策は自明です。 ...
民主党の支持率が上がらない訳が分かった。民主党と維新の党が合流しても自民党には対抗できない。
民主党の気持ち悪さはなんだろうと思っていましたら、ZFさんのブログ記事を拝読し、たいへん腑に落ちました。反安保運動が盛り上がりを見せようとも、民主党の支持率が上がらないわけです。 そして、橋下氏の元で当選した維新の党の国会議員たちが、橋下氏が否定する民主党に合流するわけにはいかないのです。 ...
橋下徹氏の奇策、今日&1960年の国会前デモ、岸おじいちゃん&安倍少年の関係から見えてくるもの
昨日・今日と政治の動きがありましたので、後から振り返ることもあるかもしれませんので、タイムスタンプとして記録に残しておきます。 ...